ジェイコブ・ドラックマン:《アニマスIII Animus III》(1968)、《シナプス→バレンタイン Synapse —> Valentine》(1969) アルヴィン・ブレーム (コントラバス) Nonesuch 71253 (レコード)
2部分からなる作品。まず後半の<バレンタイン>はコントラバスのためのヴィルトゥオーゾ・ピースといえるのだろう。動物的な感覚を感じさせる、直感的にも楽しめる作品。共鳴体を叩いたり、声を出すなど、通常のコントラバスの演奏法を稀にしか使わない作品ともいえる。これは県立音楽堂でライヴを聴いた作品だね。第1部<シナプス>は電子音のみによる。《バレンタイン》につながる意味を持たせているようだけれど、電子音の方にどのくらい減衰音があったのかどうか。ドラックマンが、その後ネオロマンに転向しなかったら、どうだったのかなあ?
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