2016年12月24日土曜日

第25回フェリス女学院「メサイア」演奏会

昨晩、フェリス女学院大学 山手キャンパスにあるフェリス・ホールにて、第25回フェリス女学院「メサイア」演奏会が行われました。当日の様子が Facebook に投稿されました。

https://www.facebook.com/FerrisConcert/posts/1208462842602697


2016年12月17日土曜日

NHK Eテレ『ららら♪クラシック』の収録

本日は午前中にNHK Eテレで来年放送される「ららら♪クラシック」の収録を行いました。この番組は、確か4度目の出演になると思うのですが、やっぱり緊張しますねー。でも、今年のお仕事の中では、大きな山は越えたといえるかもしれません。

クリスマスということで、研究室のドアに、妻が作ってくれたパフリースを飾りました。

 

2016年10月10日月曜日

フジテレビ『めざましテレビ』に電話出演

フェリスのサイトでも紹介されましたとおり、体育の日の10月10日に放送された『めざましテレビ』、7時15分からの「ココ調」というコーナーに電話出演し、運動会で使われる曲《天国と地獄》序曲が定番曲になった背景として、サイレント映画が流行した時代に、走るシーンのBGMとして多く使われたことからこの曲が定着した、ということを解説しました。

リアルタイムでは観ていなかったのですが(通常授業日でしたので)、妻が録画してくれたもので拝見しました。

まずあれは「運動会の歌」(by 運動会に来ていた人)なのか、そういう感覚で世の中に接しなければいけない、という実感をしました。クラシック音楽業界(?)の中にいると、半ば常識的にあの曲の名前は出るものなのですが、「世間的」にはそうではないことを、改めて肝に銘じます。

ちなみに私は《天国と地獄》序曲は「ダンスの曲」とは言えないように思います。オペラ本編には、いわゆる<地獄のギャロップ>という曲がありまして、そちらは「カンカン踊り」の音楽ですが、それだと合唱が入ってしまうのです(番組ではCDジャケットのタイトル面が出してあって、そこには「序曲」と書いてあり、<地獄のギャロップ>ではないということが分かるようになってました)。そもそも 序曲というものは、そもそもオペラの本編に登場する歌の旋律を散りばめるものですから、<地獄のギャロップ>の旋律が序曲にも登場するというのも自然なことですね。

ちなみに「無声映画に使われて云々」は、おそらく日本での話だと思います。とある楽譜の解説に「日本では無声映画時代の初期に悪漢追跡の幕切れにかならずこの曲を演奏したので、ひろく大衆的に流行したことは有名な話」とあるのが調査で分かったところ。 ただ直接的に運動会というところになると、やはり音楽の先生が関与しているということになり、古い雑誌を覗いてみると、運動会にレコードをどう使うかという記事があり、「徒競走」については、「適当なレコードがなかなか見当たらない」としながら「一番かけっこの情景にふさわしいのでよく利用したのは、山本銃三郎の『突撃』とオッフェンバッハ(ママ)の『天国と地獄』の序曲であった」と書いたものがみつかりました。

この記述によれば、どうやら戦前からレコードは運動会に使われていたらしいのですが、かつては「かけっこの時は、急速調のレコードをかけて気分を高めるところと、全然音楽を用いない学校」があったそう。今みたいな状況は、やはり「学芸レコード」「実用レコード」が広く出回るようになってからだろうな、と思います。

ちなみにあれはどこでしゃべってるかというと、湘南台駅構内の待合ベンチみたいなところに座り、携帯電話でしゃべってます。

2016年8月23日火曜日

『ディズニー・ミュージック:ディズニー映画 音楽の秘密』

著書『ディズニー・ミュージック:ディズニー映画 音楽の秘密』ができました。2006年12月に発売された『ディズニー映画音楽徹底分析』を大幅加筆修正し、『アナ雪』やピクサー作品も含めました。どうぞよろしくお願いいたします!

2016年8月3日水曜日

音楽講習会でした。

今日は緑園キャンパスで夏期音楽講習会でした。私は学科紹介と入試アドバイスを行いました。終わったあと、高校生やお母さん方が質問をしに来られ、とても嬉しく思いました。アシストしてくれた学生のお二人にも感謝。

2016年5月17日火曜日

ゼミが取材されました

今日は、3年生のゼミに、東進ハイスクールの広報誌『東進タイムズ』のための取材が入りました。なんでも6月号は「講義ライブ」と称し、首都圏各大学の授業を1校1ページずつで紹介するらしいのです。そして今年は、フェリスの中でもうちのゼミを紹介ということになったのでした。

普段は冊子作りの話し合いをしたり、そのための著作権の勉強をしたりするのですが、今日は、時々やっている読書課題にもとづくディスカッションを行いました。

事前にある本の一部を読んでもらい、「共感する箇所」「共感しない箇所」「話し合いたいこと」を書いてきてもらいました。そして今日は各ゼミ生に書いてきたことを各自発表し、それを元に、自由にディスカッションという訳です。

ネタ的には、音大のあり方、子どもの音楽教育、コンサートを開く意義など。本が書かれたのは30年近く前なのですが、扱っている状況は今日もあまり変わっていないようです。

身近な話題のためか、非常に活発に意見が飛び交い、こちらとしても、とても楽しい1時間半でした。取材に来たライターさんも「勉強になった」とのこと。授業の後、写真撮影とインタビュー(私と学生両方)がありました。

2016年3月12日土曜日

ガーシュイン、《パリのアメリカ人》のクラクションのピッチについて

Have We Been Playing Gershwin Wrong for 70 Years?という記事が『ニューヨーク・タイムズ』に掲載され、話題になっています。この記事では、《パリのアメリカ人》で使われるクラクションのピッチが議論になっています。ガーシュインのスコアには A, B, C, D と4つのクラクションが必要とあり、これまでは、A, B, C, D は音名と考えられ、1945年のトスカニーニの録音でもそうなっているとか。

どころがミシガン大学のMark Clagueが、現在 critical edition を作っているそうなのですが、彼はこの A, B, C, Dはクラクションの種類を示すだけであって、音名ではないと判断しているのだそうですね。

A, B, C, Dという文字はそれぞれ◯で囲まれているそうなのですが、これをどう判断するかということになりそうです(1, 2, 3, 4にしてくれれば良かったのに…という人もいるようです)。

ガーシュインの伝記を読むと、彼が特定のピッチのクラクションを探していたことが知られており、また彼が監修をした1929年のVictorの録音では、クラクションの音程がAb, Bb, ずっと高い D, 低いAなんだそうです。

ただガーシュインが使ったとされるクラクションはなくなってしまったということで、本当のことは分からないのですねえ。Victorの録音を絶対的なものと見ることに対する疑問もあるそうで…。ちなみにA, B, C, Dの音程だととてもピッタリ来るようで…。本当は調子っぱずれが正解だったのか、どうか…。

で、上記記事にもリンクされているガーシュイン監修(ガーシュイン自身がチェレスタを弾いているとも言われてます)の録音ですが、けっこう今の演奏とは違う感覚がありますね…。



zen-on piano for four hands 「ガーシュウィン:パリのアメリカ人(An American in Paris)」 全音

渡辺純一さんが楽譜浄書制作を担当され、私が楽曲解説を書いた《パリのアメリカ人》の連弾版が全音から出版されました。編曲をされたのは中島克磨さんです。全曲演奏がYouTubeにアップされたそうなので、シェアいたします。

2016年1月25日月曜日

2016.2.7. Ferris Sessions (瀬藤ゼミライブ)

フェリス女学院大学 音楽学部 音楽芸術学科 瀬藤ゼミのお知らせ (Facebook)です。

毎年恒例の瀬藤ゼミライブ、今年も開催が決定いたしました!
ゼミ生が作曲したオリジナル作品をプロミュージシャンと学生で一緒に演奏いたします!みなさまぜひお越しください!
日時:2016年2月7日(日)
開場:12:00、開演:12:30
入場料:500円(=1Drink)
yokohama 7th Avenue
(JR、横浜市営地下鉄「関内駅」、みなとみらい線「日本大通り駅」)