2006年11月19日日曜日

音楽教育って、そういえば、

この間、世界史不履修が報道されていましたが、音楽なんて、受験のおかげで、本当に冷遇されてますよねえ。他の教科を教えさせられた先生も知ってます。とある中学では、教科書使わずに、合唱曲集使ってて、ほとんど合唱部みたいだったですけど、まあ、それはそれでいいのかな。先生が好きに教えるでいいんじゃないかな。生徒に一番良い教材を選んで。教員養成大学って、そういうことのできる先生を育てる場なんですよ。

Music Appreciation with the Victrola for Children. Camden, NJ: Victor Talking Machine Company, 1923. 

実は音楽鑑賞を研究されている方から、いただきました。1920年代。古いとするか、最近と考えるか。いずれにせよ、この本はアメリカのビクター、ということはのちにRadio Company of America (RCA) と一緒になる (?) 前のことなんでしょうか。そういえば、ラジオが全米的に影響を持つようになったのは1930年代。その前はレコードだったということでしょう。もちろんその前には教師が楽器を演奏して行なう授業だったのでしょう。 鑑賞というものが、そもそも、幅広いレパートリーの音楽に触れさせるという意義があると思います。レコードがそれを可能にした。今は映像もありますが、実演ができない時は、どうしても視聴覚装置の助けを必要とします。音を扱うのが音楽ですからね。体育の鑑賞教材ってあるのかな? オリンピック選手のドキュメンタリ-とかを観るのは…でも、ちょっと体育には分類できないか。 今日は別の作業で忙しいので、まだ中身を検討できませんが、いずれざっと目を通してみようと思います。どんな曲が使われているのか。ぱっとみたところ、歌唱教材のレコードも入ってるようですし、レコードと、クラス内で行なう実技活動が融合されているのかな、という印象です。読むのが楽しみ。

2006年11月15日水曜日

音楽関係の記録

聴いたもの 
・Menotti Violin Concerto. Jennifer Koh, violin; Spoleto Festival Orchestra:Richard Hickox (Chandos)
・Menotti Vn. Con. Ruggiero Ricci: Pacific SO; Keith Clark, cond (Reference Recordings)
・Piston Symphony No. 6. Schwarz (Delos) Slatkin (RCA) Gauk (Citadel)
・ビクター 描写音楽アルバム (SP6枚) ・軽音楽選 第7集 描写音楽篇 (日本コロムビア、SP3枚)[いずれも《森の水車》、《時計屋の店先で》のような描写音楽をあつめたもの。今日では忘れられた作品も収録されていて、興味深い。盤質は、コロムビアの方があまり良くない。資料としてはオッケーレベル。ビクターの最初の1枚は、聴きやすい。いずれもAudacyを使って編集。]

資料
 ・Howard Pollack, Walter Piston. UMI Research Press. ・John Gruen, Menotti: A Biography. McMillan. 

作業 
・上記資料を読んだり、まとめたり。 ・明日、著者校が届くらしい。できるだけ、速く、だそうである。ガムバリマス。

2006年11月12日日曜日

行動記録 
・ (11/10) オーケストラ・アンサンブル金沢第210回定期。久しぶりに演奏評担当。
・ (11/11) 書庫にて資料検索。アメリカもの+チェコもの。
・ (11/11) ショスタコSQ全曲演奏会の会合第2回目。ショスタコーヴィチを紹介する文を明後日まで頼まれる。「簡単でいいですから」が一番難しい…。
・ (11/12) 高岡フィル定期。ピアノの高森さんからご招待。感想は、また後ほど。古城公園の紅葉が素晴らしい。

 聴いたもの
・Menotti, Violin Concerto, Tossy Spivovsky, violin; BSO; Munch (RCA Victor LM 1868, LP) 

届いたもの
 ・Gazette 4 監修、『モンド・ミュージック』 [いや~これがかつてブームを引き起こした本ですか。すごいですね~。「業務用レコード」など、たぶん買ってもほとんど聴かないんだろうけど、無性にくすぐられます。]
・マルティヌー 交響曲全集 ノイマン/チェコ・フィル、国内盤。
・Messiaen, Quatuor pour la Fin du Temps, Durand. [とりあえず、将来的にも役立つだろうから。]

2006年11月9日木曜日

カセット・デッキ、健在です

「ティアック、Wリバースカセットデッキを発表」というのが話題らしい (→やぶいぬさんの Blog) 。仰々しい「発表」がいいみたい。

--カセットテープについては、アメリカで録音してきた音源だけで300巻はあると思うので、手放せない。
--TDKのカセットのグレードは、D、AD、AR、AR-X、OD、SF、SA、SA-X、MA、MA-Rの順だったと思う。
 --120分テープは薄いのが有名だけど、150分テープというのがでたのにはタマゲた。92~3年だと思う。
--ドルビーC、ついてない…。ヤバっ。ドルビーCで録音したテープをいまのうちにCD-Rにしておかないと…。
--フェリクロームはSonyが頑張ってDUADを出してたけど、かつてはDenonにもDX 5があったし、BASFにもPRO-IIIというのがあった。

2006年11月1日水曜日

届いたもの、聴いたもの

・Charles Ives, Symphony No. 1 (Critical Edition), edited by James B. Sinclair (New York: Peer Music, 1999). [第1交響曲の疑問が解決。]
・Ives, Symphony No. 4 [第4楽章の冒頭、楽譜通りにやってる演奏がないなあ、と思っていたら、ad lib.だったんですね。う~ん。第2楽章、ストコフスキーだけ、終わり方がちょっと違う。]