2026年9月18日金曜日

ブラスのひびき<スウィフト大尉 (指揮)/コールドストリーム・ガーズ・バンド> エアチェック・メモ (1987年)

ブラスのひびき<スウィフト大尉 (指揮)/コールド・ド・リーム近衛連隊軍楽隊>
① R ・シュトラウス/バンクス編曲/ウィーン市のためのファンファーレ (2'07") 
②スウィフト/ロイヤル・セレブレーション(3'59")
③ ジュナン/ブリッチアルディ編曲ベネチアの謝肉祭(3’32")
演奏 Fl :デイヴイッド・モロー(③) 
④モンティ/ホプキンソン編曲/チャールダーシュ(3'07") 
演奏 Tb :アンドリュー・フラックスマン 
⑤ビギンズ・ザ・ムービー (8'15") 
[レコード] ミュージックマスター MM0627 
話:秋山紀夫

以上、FM雑誌(詳細不明)から

以下、手書きのメモ
1987-04-12 (Sun.), JOQK-FM
カセット:TDK AR 46 (B),
デッキ:Lo-D D-707II

この月から秋山紀夫がずっと司会をつとめる

<楽団の紹介>
19869月〜10月に来日している。
1785年創立。グレナディア・ガーズ、スコット・ガーズに次ぐ古い歴史と伝統を持つ。
来日時の編成…46人+指揮者で、金管のうち8人からなるファンファーレ隊。
Cl は A. Cl, B. Cl に持ち替え
やや金管が多いが、音色がソフトで美しいのでアンバランスさを感じさせない。

<おもな解説>
①ウイーン市のために書いた (1934年作曲)。エリック・バンクスがファンファーレ・トランペットとバンドのために短く編曲。
②スウィフトが1981年、チャールズ王子とダイアナ姫ご成婚式のために作曲した。
③フルート独奏が聴き物
④トロンボーンの見事な演奏
⑤映画音楽のメドレー。1曲目はストライプス、アイス・キャッスル、マッシュ、ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ、スター・ウォーズのテーマの4曲である。

2026年9月17日木曜日

ブーレーズとクレーが描く“透かし彫り”のような軌跡 〜作品:全体 / スケッチ〜 (日本アルバン・ベルク協会)

2026年9月13日(日)18時30分(開場:18時15分)、両国門天ホール
講師:瀬川裕美子 (ピアニスト)

とても刺激的で面白い講演+デモンストレーション演奏でした。ポール・クレーについては大学学部時代、生協で『クレーの絵と音楽』いう本を買いながら積読状態になっていて、あまりちゃんと勉強していなかったり、一方で、ブーレーズの音楽についても石丸電気で自作自演の2枚組LPを買って以来折りに触れて音に触れてはいたもののあまり熱心には聴いていないですし、ましてや彼の音楽技法については、フロリダ州立大学時代に授業で表面的に触れたくらいです。なので今回の公演内容については全くの素人です。なので「すごいなあ」と素朴に感動しつつ、内容についての理解は…ほとんどできてないと思います(苦笑)。

ただピアニストというところから実際にブーレーズ作品を網羅的に演奏されてきたからこそ分かる、一つ一つの音符レベルの話が先行研究の深い読みにつながってくるということは実感できましたし、一方で、マクロ的な視点については、学者や音楽家が学ぶ「一般的」な音楽史の視点からは導き出しにくいというところもあるんだろうなあと思われます(良い意味で)。実際会場にいらっしゃった作曲家の方が、パウル・クレーの作風がブーレーズの音楽とはかなり違うと言われたのは、なるほどそうかと思いつつも、しかし演奏してみての実感として、瀬川さん的には「装飾」という観点から、探求へのインスピレーションを感じ、実際にその探求を行動に移されていること、その熱意には大いに感動させられました。

いわゆる前衛音楽を演奏する人が極めて学級的であるということは当たり前のことなのかもしれませんが、それにしても、国立音楽大学で素晴らしい成績で卒業された方の講演内容、とても素晴らしかったですし、考えている内容をその場で演奏できるのは、やっぱり大きなアドバンテージであると思います。またその演奏してみて感じた内容を即座に判断し、クレーやブーレーズと即座に結びつけて考えることは、私の能力では全くできないと思います。

耳から得られる白熱した音の塊、あるいは流れる響きと言うのは、他の何にも変えがたい貴重な経験だったと思います。とりあえずプレーズ作品を聴いてみなければ、という素朴な気持ちが芽生えてきたところです。

2026年9月16日水曜日

ハワイの思い出/小鳥啼くハワイ (Hawaiian Memories/Souvenir d'Hawai)

カナリヤとハワイ管弦團 (Canaries with Hawaiian Orchestra) 日本ビクター蓄音機 JM-4A、『ビクター描冩音樂アルバム』所収.


一時期「セミクラシック」なる分野の音楽に興味を持っていたことがあって、いろいろな音源を探していて、このYouTubeと同じSPレコード・アルバムを、確かYahoo!オークションか何かで買ったことがあります。上がっている音源は、とてもうまくノイズ処理がされていて聞きやすいです。私の持っているSPレコードはもっとノイズがすごく (盤の状態ということもあると思いますが) 、派手にパチパチ音が鳴っています。

ただ、その私の持っているパチパチするレコードでも、おそらく電気録音だと思いますが、低音がとてもしっかりと入っていて驚きます。ちなみに私は78回転が再生できるレコードプレイヤーを持っていませんので、45回転で再生し、それをAudacityで78回転に直して聞いていました。カートリッジはオーディオ・テクニカのSP専用のものを買いました。

さて、この《小鳥啼くハワイ》という曲ですが、この音源では、カナリア (水笛で演奏している) の鳴き声が派手に入っています。ところがインターネットで別の演奏があるか探してみると archive.orgには2つほど音源がありまして、いずれも小鳥の声は入っていないようです。しかも、2つともドイツのSPレコードと言うところがとても面白いです。確かにこのワルツの響きは、アメリカ的と言うよりはヨーロッパ由来のものなのかもしれないと思ったりもします。

Take Banescu mit seinem Künstler-Orchester (archive.org)
 

Marek Weber (archive.org)

気になって作曲者のJosé Armándolaについて調べてみると、インターネット検索ではDiscongsに情報がありました。それによると、ホセ・アルマンドーラの本名はヴィルヘルム・アウグスト・"ウィリー"・ラウテンシュレーガー (Wilhelm August 'Willi' Lautenschläger) というそうです。彼は、ピアニスト兼クラシック作曲家であるヴィルヘルム・ラウテンシュレーガーが作曲活動に用いたペンネームなんだそうです。アルマンドーラはベルリンの「黄金の20年代」と呼ばれるレヴュー全盛期に楽曲を提供したことで最も有名になりました。その際に作品の趣旨によりふさわしい、エキゾチックなペンネームを選んだということです。

曲自体はドイツ由来で、それがアメリカに渡り、水笛による鳥の声を足して、その音源が日本にやってきたということになりそうですね。しかも、もともとのタイトルは《小鳥啼くハワイ》というよりは《ハワイの思い出》だった可能性があります。

2026年9月3日木曜日

カリヨンによるバッハの《トッカータとフーガ》ニ短調BWV.565

Bach on Bells 🔔 | Toccata and Fugue in D minor, BWV 565
Toccata and Fugue in D minor, BWV 565 Played on the historic carillon (🔔1660) of the Laurenskerk in Rotterdam (NL). 00:00 - Toccata 02:56 - Fugue
フーガの部分はさすがに2人で弾いていますが、それでもすごいですね!

2026年8月31日月曜日

珠玉のホーム・ミュージック (Musics For Home Library)

Polydor (日本グラモフォン) LPPM-1026 (LP)

収録作品:
A- Side
1. ペルシャの市場にて…ウイルヘルム・ステファン楽団
2. ドナウ川のさざなみ…ミハエル・ランナー楽団
3. ヴェニスの謝肉祭…フランツ・マルスザレク楽団
4. アルベニスのタンゴ…ハンス・カルステとベルリン・プロムナード・オーケストラ
5. かっこうワルツ…クルト・エーデルハーゲン楽団
6. のばら…ドン・コサック合唱団
7. ローレライ…リカルド・サントス楽団

B-Side
1. 波濤を超えて…ミハエル・ランナー楽団
2. ブラームスの子守歌…ドン・コサック合唱団
3. 口笛吹きと犬…ヘルムート・ツァハリス楽団
4. トロイメライ…ワルター・ギュンター楽団
4. 金と銀…フランツ・マルスザレク楽団
5. 春の歌…ウイルヘルム・ステファン楽団
6. 女学生…フランツ・マルスザレク楽団

珠玉のホーム・ミュージック(LPジャケット)

一時期、セミクラシックなるものに関心を持ってまして、その頃におそらくオークションではなく、どこかの中古レコード店で買った1枚だと思われます。放送局からの放出品だったようで、ジャケットからはわかりにくいですが、レコードのラベルの上に放送局のコールネームが入ったシールが貼り付けてありました。JOHKと書いてあるので、もともとはNHK仙台放送局にあったものでしょうね。

「ポリドールご自慢の一流楽団の演奏による」という触れ込み(解説=志鳥栄八郎)なので、日本独自の編集盤なのでしょうか?

この中で素敵だなあと思うのがローザスの《波濤を超えて》という曲です。このローザス、調べるまでメキシコの作曲家ということを知らなかったのですが、30代の若さで亡くなったということです。演奏している「ミハエル・ランナー楽団」というのはMichael Lanner und seine Wiener Walzer-Solistenというそうで、1940年代後半から1950年代前半にかけて活躍した、ウィーン・ワルツや軽音楽(イージーリスニング)を専門とする楽団なんだそうです。ライナーによると「曲はウインナ・ワルツ風に書かれています」とあるのですが、それは楽譜からも分かることなのでしょうか? 演奏を聴く限り、ウィンナーワルツのあの独特のリズム感があって、実に味わいがあります。《ドナウ川のさざなみ》もそうですが、ツィター?が入ってるのもいい感じ。

《ペルシャの市場》は、演奏によっては合唱の入る有名な箇所が電子オルガンで演奏されていて(2回目はうっすらと団員が言葉なしで歌っているっぽい…)、ちょっとそこは時代を感じます。テンポの緩やかな箇所にもこの電子オルガンが背後から聴こえてきて、個人的な趣味とは合わないかも。また他の演奏では聴いたことがない対旋律が挿入されていたりもします。またいろいろ反復が省略されていたり、アレンジも随所に加えられているようです。

《口笛吹きと犬》は、この中で一番ジャズっぽいアレンジがされています(後半はヴァイオリンも即興しています)。しかしハープシコードが入っている辺り、時代を感じます。旋律は口笛で吹かれていますが、随所に即興的な装飾が入っており、犬の声もあちこちに入っています。

2026年8月28日金曜日

江戸屋子猫+山本直純の映像 (録画日不明)

富山の書庫にある録画テープをデジタル化したものがパソコン内にあって、久しぶりに見た映像です。もともとはVHSテープのうしろの方に録画されていたもの。録画日は不明なのですが、1990年代前半ではないでしょうか。確かテレビをつけたら面白そうな曲をやっていたので、急いで録画したんだと思います。江戸家小猫氏が1曲めの終わりに「山本先生が…作ってくださいました」と言われていたので山本直純作曲ということが分かりました(いまごろ…)。

それで、曲目と作曲者でググってみたら、AIが初代江戸家小猫(後に四代目猫八を襲名)と山本直純指揮札幌交響楽団が1985年に初演したと教えてくれました。2021 年 11 月 26 日にSENZOKU ストリングオーケストラが山本 直純(編曲:山本 祐ノ介)/ミミクリーコンチェルト《動物の四季》を演奏しており、その時のプログラム解説に作曲の経緯が書かれています。札幌交響楽団にも情報がありました。

録画の内容は以下の通り…
1) ホトトギスのワルツ (山本直純作曲)…冒頭欠け?
2) アヒルの散歩  (山本直純作曲)
3) 虫のセレナーデ (山本直純作曲)…説明だけで演奏は収録されず。

どこかに続きは録画してないのかな…?

2026年8月23日日曜日

RCAビクター、小学校のためのレコード・ライブラリー、鑑賞編、低学年用、第1巻・第3巻

前の投稿に引き続き、©1947となっている、RCA Victor の小学校向けのレコードをご紹介します。

RCA Victor Orchestra, Ardon Cornwell, Various - Listening Activities Volume 1 for Primary Grades. Copyright 1947.

0:00 Brahms - Lullaby. 1:48 Brahms - Little Sandman. 3:06 Rousseau - Hush My Babe. 4:16 Mozart - Lullaby. 5:24 Schubert - Cradle Song. 6:40 Joseph Barnby - Sweet and Low. 7:44 Fred Fradkin, Gabriel Pierné - March of the Little Lead Soldiers 11:26 Bizet - Petite Suite 14:49 Victor Herbert - Badinage 15:24 Legend of the Bells 16:15 Dvořák - Humoresque 17:28 Beethoven - Scherzo 18:02 Paderewski - Minuet 18:55 Popper - Gavotte 19:20 Beethoven - Minuet 20:02 Rock-a-Bye Baby 21:22 Fred Fradkin - Run, Run 22:53 Ring Around the Rosy 23:40 Octavio Pinto - March Little Soldier 24:45 Sleeping Time 26:12 Octavio Pinto - Hobby Horse

*YouTubeの曲目データは、こちらで若干補いました。

前回の投稿でも触れましたが、同じ内容の音源がSPレコードとドーナツ盤の2種類で発売されていました。この投稿者は Victor Record Library for Elementary Schools の音源を複数挙げていますが、ものによってはサーフェス・ノイズがけっこう入っているものと、そうでないものがあり、前者はSP、後者はドーナツ盤なのかな、と勝手に推測しています。

ちなみに当方が持っているドーナツ盤の曲目リストでは、1曲目のブラームスから6曲目シューベルトまでがすべて「子守歌」というカテゴリーで括られています。観賞用レコードなのに「子守歌」かけちゃうと、寝そうです…。

また、他の盤でもそうですが、クラシック作品をそのまま聴くということではなく、それをさらにムード音楽的にアレンジしたものが多く入っているように思います。ピアノ曲もオーケストラ編曲になっていますね。RCA Victor は Adventures in Music というLPのシリーズを1962年からリリースしますが、そちらは原曲に忠実にをモットーとしているように思われます(ただしピアノ曲のアレンジもありますが)。またAdventures の方はハワード・ミッチェル指揮ワシントン・ナショナル交響楽団に録音されており、お金もしっかりかけて、本格的なものにしています。

RCA Victor Orchestra, Ardon Cornwell - Listening Activities Volume 3 for Primary Grades.


MacDowell - Marionettes. RCA Victor Orchestra.
0:00 Witch 1:16 Clown 2:23 Villain
3:39 MacDowell - Of Br'er Rabbit, Ruth Cumbie, piano 5:20 MacDowell - To a Water Lily. Ruth Cumbie, piano 7:53 Rebikoff - March of the Gnomes from "Christmas Tree Suite" 10:34 Gounod - Allegretto from "Faust Ballet" 11:46 Grieg - March of the Dwarfs from "Lyric Suite," Fred Fradkin, conducting RCA Victor Orchestra. 15:04 Leopold Mozart - Toy Symphony (Part 1). RCA Victor Orchestra. 18:40 Leopold Mozart - Toy Symphony (Concluded) RCA Victor Orchestra. 21:56 François Schubert - The Bee. Max Pollikoff, violin; RCA Victor Orchestra. 22:52 Chopin - Waltz in D-Flat. Max Pollioff, violin; RCA Victor Orchestra. 24:16 Mendelssohn- Spring Song. Unknown harpist with RCA Victor Orchestra.

Volume 2は見当たらなかったので、とりあえずVolume 3の方を。グリーグの<小人の行進>といえば、「シリー・シンフォニー」の『骸骨の踊り』でも使われていますね。なお《おもちゃの交響曲》の作曲家がハイドンになっていたのは直してあります。