2014年7月21日月曜日

授業見学会で 20 世紀音楽

今日は高校生の授業見学会でした。そして、たまたま当方が担当する「西洋音楽通史」の講義にも5人の生徒さんがいらしてました。そんな時に授業で扱った曲が、こんな感じです。学期末ですので、戦後音楽中心の展開で、もしかしたら、これまで聴いたことがないタイプの音楽ばかりだったかもしれません。

前回のコメントへ答えるコーナー
(1) ベリオ《セクエンツァV》
(2) オネゲル《パシフィック231》
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授業本編
(3) メシアン《音価と強度のモード》
(4) ケージ《変化の音楽 (易の音楽) 》
(5) ペンデレツキ《広島の犠牲者に捧げる哀歌》
(6) キャシー・バーベリアン《ストリプソディ》
(7) ロゴテーティス 《オデッセイ》
(8) ケージ《スピーチ》
(9) ライヒ《ピアノ・フェイズ》

2014年7月19日土曜日

そうにゃん

最近、ひそかにマイブームとなっている相鉄のキャラ、そうにゃん です。

2014年7月14日月曜日

《月に憑かれたピエロ》に対する学生の反応

以下、当方が担当する「西洋音楽通史」の授業でかけた《月に憑かれたピエロ》の<夜><打ち首>への反応です。

・シェーンベルクの《月に憑かれたピエロ》は題名は聞いたことがあったが、音源を聞いたことがなかったので、とても不思議な曲で、おもしろかった。
・ミュージカルみたいで、すごく好きです!!! あと、あやしい感じも!!! 個人的に好きです!!!
・「打ち首」好きです。最近あるコンサートに行きましたが、それは最新の現代曲で不協和音で音遊びをしているようなものだったので、あまり好めませんでした。でも何か表現しているものがあれば、すごく好きみたい (ハートマーク)
・シェーンベルクの曲、ディズニーランドのホーンテッド・マンション (?) みたいですね…。おばけが出そうです。音楽的に美しいとか、すぐれているというより、効果的という感じがしました。映画音楽のような感じです。とても近代的ですね。

2014年7月10日木曜日

ムーティのリハーサル風景 (ドビュッシーの交響詩《海》)

リッカルド・ムーティによるドビュッシーの交響詩《海》のリハーサル風景です。言葉が流暢でなくとも、伝わるものですねえ。

2014年7月7日月曜日

アイーダ、ライトモティーフ

今日の西洋音楽通史は《アイーダ》と《トリスタンとイゾルデ》を取り上げました。《アイーダ》の方は、ミュージカルで見ているのでしょうか、話についてくる学生も多かったようです。ワーグナーの楽劇では、やはりライトモティーフを扱うわけですが、この動機によって音楽に違った次元で意味を与えるという考え方に、学生は毎年けっこう興味を持ってくれるようです。

2014年7月4日金曜日

現代音楽講義 (東京芸大)第13回プレイリスト

・ファーディ・グローフェ (1892-1972):《ミシシッピー:音による旅》から<マルディ・グラ>(1925)
・グローフェ:《メトロポリス》(1928)(フーガの部分まで)
・グローフェ:《グランドキャニオン》組曲から<山道を行く>
・グローフェ:《タブロイド組曲》(1933)から<ニュースの切り盛り>
・ウィリアム・グラント・スティル (1895-1978):《リノックス通り》(1937)
・ロイ・ハリス (1898–1979):《時の組曲》(1937)
・ルイス・グリュンバーグ (1884-1964):《緑の館》(1937)
・ウォルター・ピストン (1894-1976):交響曲第6番 (1960) から第4楽章
・ジョン・ケージ (1912-1992):クラリネット・ソナタ (1933)

今回はグローフェ+オムニバス・トピックの回。《メトロポリス》は音源・楽譜とも珍しく、楽譜は当方がアメリカ時代に取り寄せたピアノ譜を使いました。その他の音源も、すべてオリジナル編成のものを使いました。

スティル、ハリス、グリュンバーグ (グルーエンバーグ) は、ラジオのための作品。博論で扱ったラジオの委嘱作品をご紹介。スティル以外は調査用に入手した音源なので、これらも珍しいといえば珍しいかも。

ピストンに関しては「アカデミズム」の流れで紹介しました。影響力からすれば、戦後になると思うのだけれども、セッションズ、などと一緒に。

予告編として、ジョン・ケージの戦前の作品から代表的なものをリストしてプリントに載せておきました。後期は実験音楽系も多くなりそうです。