① R ・シュトラウス/バンクス編曲/ウィーン市のためのファンファーレ (2'07")
②スウィフト/ロイヤル・セレブレーション(3'59")
③ ジュナン/ブリッチアルディ編曲/ベネチアの謝肉祭(3’32")
演奏 Fl :デイヴイッド・モロー(③)
④モンティ/ホプキンソン編曲/チャールダーシュ(3'07")
演奏 Tb :アンドリュー・フラックスマン
⑤ビギンズ・ザ・ムービー (8'15")
[レコード] ミュージックマスター MM0627
話:秋山紀夫
とても刺激的で面白い講演+デモンストレーション演奏でした。ポール・クレーについては大学学部時代、生協で『クレーの絵と音楽』いう本を買いながら積読状態になっていて、あまりちゃんと勉強していなかったり、一方で、ブーレーズの音楽についても石丸電気で自作自演の2枚組LPを買って以来折りに触れて音に触れてはいたもののあまり熱心には聴いていないですし、ましてや彼の音楽技法については、フロリダ州立大学時代に授業で表面的に触れたくらいです。なので今回の公演内容については全くの素人です。なので「すごいなあ」と素朴に感動しつつ、内容についての理解は…ほとんどできてないと思います(苦笑)。
ただピアニストというところから実際にブーレーズ作品を網羅的に演奏されてきたからこそ分かる、一つ一つの音符レベルの話が先行研究の深い読みにつながってくるということは実感できましたし、一方で、マクロ的な視点については、学者や音楽家が学ぶ「一般的」な音楽史の視点からは導き出しにくいというところもあるんだろうなあと思われます(良い意味で)。実際会場にいらっしゃった作曲家の方が、パウル・クレーの作風がブーレーズの音楽とはかなり違うと言われたのは、なるほどそうかと思いつつも、しかし演奏してみての実感として、瀬川さん的には「装飾」という観点から、探求へのインスピレーションを感じ、実際にその探求を行動に移されていること、その熱意には大いに感動させられました。
いわゆる前衛音楽を演奏する人が極めて学級的であるということは当たり前のことなのかもしれませんが、それにしても、国立音楽大学で素晴らしい成績で卒業された方の講演内容、とても素晴らしかったですし、考えている内容をその場で演奏できるのは、やっぱり大きなアドバンテージであると思います。またその演奏してみて感じた内容を即座に判断し、クレーやブーレーズと即座に結びつけて考えることは、私の能力では全くできないと思います。
耳から得られる白熱した音の塊、あるいは流れる響きと言うのは、他の何にも変えがたい貴重な経験だったと思います。とりあえずプレーズ作品を聴いてみなければ、という素朴な気持ちが芽生えてきたところです。
カナリヤとハワイ管弦團 (Canaries with Hawaiian Orchestra) 日本ビクター蓄音機 JM-4A、『ビクター描冩音樂アルバム』所収.
富山の書庫にある録画テープをデジタル化したものがパソコン内にあって、久しぶりに見た映像です。もともとはVHSテープのうしろの方に録画されていたもの。録画日は不明なのですが、1990年代前半ではないでしょうか。確かテレビをつけたら面白そうな曲をやっていたので、急いで録画したんだと思います。江戸家小猫氏が1曲めの終わりに「山本先生が…作ってくださいました」と言われていたので山本直純作曲ということが分かりました(いまごろ…)。
前の投稿に引き続き、©1947となっている、RCA Victor の小学校向けのレコードをご紹介します。
RCA Victor Orchestra, Ardon Cornwell, Various - Listening Activities Volume 1 for Primary Grades. Copyright 1947.
Basic Rhythms Program, Volume IV, Record 1. RCA Victor Orchestra; Ardon Cornwell, conductor. RCA Victor WE 74 (45 rpm). Copyright 1947.
アメリカのオーケストラ作曲家、編曲家、指揮者、ピアニスト。フランク・コーンウェルの弟である。1904年9月5日、米国マサチューセッツ州ウォルサムで生まれた。1962年2月16日(57歳)、米国ミズーリ州カンザスシティで死去した。死去するまで、作詞家のヘレン・E・マイヤーズと結婚していた。彼はフル・シンフォニー・オーケストラのための多くの作品を残し、ラジオ番組『ザ・ベル・テレフォン・アワー』の主任編曲者を22年間務めた。また、ドナルド・ヴォーヒーズと共に、ラジオおよびテレビ番組『キャバルケード・オブ・アメリカ』の音楽監督兼指揮者を務めた。
アレキサンダー・ギブソン指揮ロンドン新交響楽団
このブログは内容が雑多なのですが、アメリカのクラシック音楽だけは、やはり別の方が良いかなあと思い、過去、アメリカのクラシック音楽だけでまとめていた別のブログに、今後はアメリカ音楽関係の投稿を行っていこうと思います。以下、そのリンクです。どうぞよろしくお願いいたします。(2026-08-02リンク訂正)
研究室のカセットデッキがDolby-Cに対応していないのに富山からDolby-Cで録音したテープを誤って持ってきてしまいました。それもあって、DDi Codecというアプリをダウンロードしてみましたた。基本はDolby-Cで録音したテープをOFFで再生してWAVかAIFFファイルにし、そのファイルをDDi Codecで開いて、Dolby-CでDecodeするとよいみたいです。聴いた感じ不自然なところはなく満足しています(こだわればいろいろあるのかもしれませんが)。とりあえずはこれで乗り切れる感じでしょうか。有料2,500円です(ただしサブスクではないので、一度払えばずっと使えます [2026.7.25の時点で])。
https://apps.apple.com/jp/app/ddi-codec-for-dolby-b-c-nr/id1321722039?mt=12
カナディアン・ブラス<ブラスの祭典> カナディアン・ブラス、ゴードン・スレーター(鐘)1982年6月28日 8:18〜 NHK-FM (富山) FUJI Cassette ER 80 (ダビング先). Dolby-C. Lo-D D-8 (録音デッキ).
1982年5月30日 8:18〜 NHK-FM (富山). FUJI Cassette ER 80 (カセットテープ). 録音デッキ(ダビング先)Dolby-C. Lo-D D-8.
使われたレコードはカセットのインデックスカードに書かれていなかったのですか、曲目から以下のレコードかと思われます (Discogsを参照。Erato STU 71169。放送当時、国内盤はあったのかな?)。
フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル、カナディアン・ブラスなんかを聴いてきた(エアチェックの日から考えて)中学の私が、全く馴染みのなかったこのアンサンブルをわざわざ録音したあたり、一応ブラス・アンサンブルをいろいろ聴いてみたかったんだろうな、と思われます(中学時代は全日本吹奏楽コンクールとは御縁がなく、コンクール音源というものは録音してないっぽい)。ルネサンス〜バロックの器楽曲に親しんだのがブラス・アンサンブルだったのは、のちの音楽史の勉強に役に立ったのだろうか? いやあ、ギー・トゥーブロン金管五重奏団の録音があることは認識していたのですが、デジタル化にあたってエアチェックのテープを聴いたのはアナウンスをカットしてダビングしてこのテープを作った時以来だから、バッハ以前の音楽を、そうとは強く認識せず、とりあえず録音していた、というレベルでしょう。
演奏は、おだやかで品が良く、しっとりとした感じ。PJBEやカナディアン・ブラスのような派手さがないので、エアチェックした割には全然聴いてこなかったのかも。改めて聴いてみると、逆にこういうのもあったのね、ということで良かったのかもしれないです。
Discogsによると、演奏者はEnsemble De Cuivres Guy Touvron。日本語表記は、おそらく当時のFM雑誌のもの(どの雑誌かは分からない)。現在は「ギイ・トゥーヴロン」が一般的なのでしょうか? 放送番組は『ブラスのひびき』だと思われます。別のデッキで録音した(アナウンスも全部入った)テープがあったはずなのに、わざわざアナウンスを律儀にカットしたものを作ったっぽい。音質的にはもったいないことをしているのですが、仕方ありません。Lo-Dのデッキは高校入学してから親に買ってもらったものなので、中学の頃に録音したものを、わざわざ編集したんだろうなあ。
一時期「描写音楽」なるものに興味を持っていました。古くから親しまれている楽曲が多い一方で、一部からは忌み嫌われている存在(?)というのがとても興味深いです。 標題音楽あるいは何かしら具体的な事物を扱うタイトルがついた曲の解説で「タイトルは決して何かを描写するものではなく…」のような但し書きが書かれることは多いように思われます。
そして、そういった「描写音楽」は、タイトルこそ知らなくても聴いたことがあるという楽曲が多いのではないでしょうか。今でも聴かれている曲だったら《ラッパ吹きの休日》とか《クシコス・ポスト》とか…。
さて《時計屋の店で In the Clock Store》は、アメリカの作曲家チャールズ・J・オース(1867年にバイエルンに生まれ、子どもの頃に家族とともにアメリカへ渡った)が1893年に作り、最初はピアノ曲として出版され、後にフルオーケストラ、軍楽隊、ピアノ伴奏、10または14楽器による縮小編成など、他の編曲でも楽譜が出版されたそうです。「ユーモレスク」に分類され、ジョン・フィリップ・スーザが指揮を執るスーザ・バンドの定番レパートリーの一つだったそうです(シカゴ万国博覧会やスーザのヨーロッパツアーでも取り上げられました)。
以下に挙げるのは、この曲が録音された最初のレコードで、しかも1902年、コロンビア・レコード初のレコード盤として発売された1枚なんだそうです。このレコードの発売された翌年に、スーザはエドワード7世のための特別演奏会でこの《時計屋の店で》を演奏したんだとか。
Columbia Disc Record No. 1 — In the Clock Store — Digitally Remastered
次に挙げるビクターの『ビクター描冩音樂アルバム』は私も持っているのですが(いまは遠方の書庫にあり手元にありません)、レーベルに「Cinema Organ」というジャンル名が書かれているのが面白いですね。どうやら《時計屋の店で》は、サイレント映画時代にシアター・オルガンのレパートリーの一部となり、映画の合間や予告編の間に頻繁に演奏されたということらしいです。
Terence Casey - IN A CLOCK STORE
Bill Fontana: Early Works. alga marghen plana-F 50NMN168 (LPレコード)
Side 1: Toy Tape Recorder Suite
1. (5'56") - 2. (4'28") - 3. (2'36") - 4. (2'36") - 5. (1'38") - 6. (4'08")
Side 2: Wave Spiral (21'02")
限定232部というLPレコードです。A面に収録されている《トイ・テープレコーダーのための組曲。ライナーノーツにある「1 7/8インチの小さなテープリール (little reels of 1 7/8" tape)」に録音されたものは、正直あまり音のよいものとは言えず。タイトルにある「トイ・レコーダー」なるものが、一体どういうものなのだろう、と思ったりします。
それで、この作品はサウンド・アートや音彫刻をリードするフォンタナと結びつきにくいのですが、テープレコーダーを用いて電子音を録音したのかな、ラジオか何かなのかな、それで録音 or 再生速度をいろいろいじってみたのかなとか…いろいろ想像をめぐらして聴いてみました。
B面の《ウェーヴ・スパイラル》(Wave Spiral, for 5 Rin Gongs、70年代初頭に録音され、1977年にオーストラリアで初演)については、アルヴィン・ルシエ的?な、音現象にじっくりと集中した21分ほどの作品というべきなのでしょうか。リン・ゴングというのは、法事で使うような「おりん」のようなものなのでしょうか? おそらく叩くのではなく、おりんを擦るような感じなのかな、と音だけで判断しています。複数のおりんによって生み出させるモワレ効果のような相互干渉?なのでしょうか。ヒスノイズも入っていますが、録音はA面の作品よりは良いように思われます。
William Bolcom. Incinerationrag; Raggin' Rudi. Anne-Mari McDermott, piano. 26 May 1998, Spolete Festival, Charleston, SC. Performance Today 1998 (NPR).
ボルコムのラグというと、日本では《グレイスフル・ゴースト・ラグ Graceful Ghost Rag》が比較的演奏されているのでしょうか? Incineration Ragの "incineration" を辞書で調べてみると「焼却、火葬」と出てくるのですが、うーむ、これまた謎なタイトルですね。マクダーモットの演奏は中庸のテンポでしょうか。《3つのクラシック・ラグ (3 Classic Rags)》の第3曲のようです。
YouTubeでざっくり探してみたら、アムランの音源が出てきました。
弦楽四重奏で演奏されたものも出てきました。
2026年6月20日(土曜日)横浜みなとみらいホール、17:00 開演
Victor matrix BS-035766. Pavanne / Glenn Miller Orchestra. 4/18/1939 New York, New York. Victor Studio 2 [155 E. 24th St.]
偶然みつけた音源です。モートン・グールドの管弦楽曲《アメリカン・シンフォネット第2番》の第2楽章として1938年に作曲された<パヴァーヌ>をグレン・ミラー楽団が演奏したものです。1939年4月8日、ニューヨークのビクター・スタジオでの録音とのこと。