『世界一受けたい授業』の最終回、ディズニーの授業 (→公式サイト) では、私が書いた本『ディズニー・ミュージック』の内容をうまく番組情報として使っていただいたように思います。また、事前に打ち合わせした時にお話したことも内容に反映されておりました。以下、こういう内容が番組にあったなあという点を列挙してみます。
・民族楽器の使用(ダラブッカ、笛子、スティールパン)
・ディズニー独自色を出すためのクラシックの使用
・『ピノキオ』におけるライトモティーフ(登場人物ごとの旋律など)の使用
・『アラジン』に短く挿入された《星に願いを》
・《朝の風景》のCメロの使用(これは谷口出演の回でも紹介されました)
・『白雪姫』のスコアに書き込まれた「指示」(これも谷口出演の回でも紹介されました)
・『オリバー』におけるビリー・ジョエルの起用
・『バンビ』における「人間の動機」(実はハラミちゃんが言及されていた「雨の音」もあるんです)
・バンビが立ち上がる時のミッキーマウジング
・『ピーター・パン』におけるチャイム音の工夫
・『シンデレラ』から始まった、外部のシンガー・ソングライター起用
その他、知識としては知っていましたが、私がお話していない内容としては、EDMバージョンのディズニー・ソングなどもありますね。
そのほか目黒先生の授業で勉強になった点ですが、例えば「いろんな国の言葉で吹き替えをする時、『キャラクターの口の動きにその国の言葉を合わせる』というルールがあるというのは、実は私は授業のコメントとして学生からそれっぽい内容をいただいたことがあったのですが、ディズニーのプロダクションに関わっておられる方からお話を伺えて本当によかったです。また「キャラクターアニメーションに呼吸の動きを取り入れ、リアルな歌唱シーンを作るという工夫がされている」というのは、気が付かなかった点で、勉強になりました。
今回は収録日・放送日まで時間がなかったと思うのですが、その中で、この1時間枠を作られたのは大変だったと思います。制作関係者のみなさま、お疲れ様でした。また、<協力>として、谷口の名前と所属先をクレジットしていただきました。ありがとうございます。
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