2013年8月11日日曜日

シュガー・ラッシュ

結局『シュガー・ラッシュ』も観てしまいました。『蒸気船ウィリー』のミッキーマウスも、8-bit ゲーム音楽風になっていて面白いですね。そしてゲームから広がるファンタジーを現実化してみる設定は目新しいものではないのかもしれませんが、テンポが良くて楽しめました。考えてみれば、ゲームの世界も善悪がはっきりした世界ですが、本当はもっと複雑なのかもしれない、なんて思わせてくれますね。

音楽はヘンリー・ジャックマン。『くまのプーさん』 (2011) に続いての抜擢になった訳ですが、トム・マクドゥーガルが制作スタッフに紹介したようですね。おそらくマクドゥーガルは、ジャックマン本来(?)の作品と思ったのでしょう。ただリッチ・ムーア監督の方は、『くまのプーさん』の作曲者と聞いて戸惑ったといいます。そりゃ、そうかもしれませんね。『くまのプーさん』は、結局のところシャーマン兄弟のテイストを損なわずにやった音楽であって、ジャックマンの真摯で器用な面を表した一方で、アクション・スコアでも書ける人というイメージがディズニーの中にはまだ浸透していなかったのかもしれません。

ゲーム・キャラクターが擬人化されており、当然「ヒューマンドラマ」も展開されています。ですので必然的にオーケストラ・スコアの部分もあるのですが、やはりハンス・ジマー的な要素も強くでています。ジャックマンは、そもそもゲーム音楽でキャリアを始めたということだったようですね。またこの辺は調べてみたいと思っています。

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