ドン・ギリス:《辺境の町の肖像 Portrait of a Frontier Town》組曲から第3曲<牧場主の家でのパーティー Ranch House Party>演奏=スタンフォード・ロビンソン指揮ニュー・コンサート・オーケストラ(New Concert Orchestra; Stanford Robinson, conductor)
最近見たもの・聴いたもの
音楽に関することを中心に、日々のできごと、思いついたことなどを、きままに書いていくブログです。別のブログやmixiに掲載していた記事を復活してここに掲載したものもあります。
2024年4月18日木曜日
ドン・ギリス作品のSP音源
2024年4月17日水曜日
ラッグルス&アイヴズ 世界初録音集 (ニュー・ミュージック・クォータリーSPレコード)
2024年4月9日火曜日
ニコライ・ベレゾフスキー (1900-53):交響曲第4番, Op. 29
ベレゾフスキーの大作の作風の特徴は、プロコフィエフを出発点とした、大戦間のフランス=ロシア風と呼べるが、活気ある軽妙な作品を作曲する才能にも恵ま れており、亡くなる数ヶ月前には、ジャン・ド・ブリュノフによる有名な絵本『ぞうのババール』をオペラ化した作品で成功を収めている。
2024年4月8日月曜日
モートン・グールドのアルバム『ムービー・タイム』
米Columbia時代のモートン・グールドの録音は、LP初期のモノラル録音(おそらくSPでもリリースされていたのだろう)のせいか、あまり聴かれることはないように思う。『日曜洋画劇場』のエンディング・テーマだった《ソー・イン・ラヴ》が収録されていたアルバム『カーテン・タイム』は、僕もオリジナルの音を突き止めるために買ったが、そのほかのアレンジもののアルバムはどうなのかな、と思って、ミュージカルの『カーテン・タイム』ではなく映画テーマ音楽が集められた『ムービー・タイム』も、実は入手している。
《ソー・イン・ラヴ》のような、ラフマニノフ風のシリアスなアレンジこそないのだけれど、いやあ、モートン・グールドのピアノは、このアルバムでも冴えていること。独特の哀愁が漂いますね。ピアノ作品の自作自演というレコードも米Daccaから出しているグールドなのですが、意外とそちらの方が耳に入ってこなかったんですよね。
モートン・グールドは、やっぱりオーケストラと共演した時の方が面白いのかな、と思いました。
惜しむらくは、このアナログ音源のデジタル化。もう少しうまく音響処理できなかったのかなあ、というところだろうか。
2024年4月5日金曜日
フィリップ・ジェームズ《ラジオ局WGZBX》(1932)
2024年4月2日火曜日
ケンジ・バンチ (1973- ):交響曲第1番《リキテンスタイン三連画》(2008)
ジェフリー・カヘーン指揮サンタ・ローザ交響楽団
→SoundCloud
3楽章形式。Varoom!、We Rose Up Slowly、In the Carというタイトルが付いている。
ケンジ・バンチ氏 (→作曲者サイト) は母親が日本人で父親がイギリス・スコットランド系アメリカ人なんだそうだ。なるほど、それで「ケンジ」ということか。ただ日本語が堪能かというとそうではないらしく、「半日本語 (half-Japanese)」が堪能なんだとか。よくわからない…。
この交響曲第1番は、おそらく商用音源にはなっていないとおもう。アメリカの画家ロイ・リキテンスタイン(→参考)へのオマージュということだそうで、3枚のコミック風の絵画の大胆な高揚感と色彩からインスピレーションを得ているとのこと。ジャズやポップスの要素を柔軟に取り入れているのだけれども、そのポピュラー音楽の影響が強いためか、「これって本当に交響曲と呼んでいいの?」という感覚を覚える。折衷主義が主流のアメリカ音楽の「いま」を聴くということになるのかな。
2004年、カリフォルニアサンタローザのサンタローザ交響楽団(指揮=ジェフリー・カヘーン)によって初演されたということだから、このSoundCloudの音源は初演時のものなのかも。