2013年5月30日木曜日

2013年5月27日月曜日

先生が学生から学ぶ

先日音楽ジャーナリズムという授業で「好きな音楽ジャンル」「嫌いな音楽ジャンル」という課題で文章を書いてもらったのですが、そもそも「嫌いな音楽ジャンル」というものがなく、しかもそういう課題を出すこと自体に問題がありという長いプロテスト文をいただきました。確かに考えてみれば、みんながみんな「ジャンル」で聴いているわけじゃないですし、「嫌い」というネガティブな形容詞というのは、とても扱いにくいものだなあと思いました。「『苦手』なら分かるんですけどね」という反応もあったのですが…ただ僕自身は「苦手」は「嫌い」と同じじゃないかと思うところもありまして…。

この授業、たいてい僕が注目したコメントは、今回の批判的なものも含めてプリントにしています。そして今回は学生のプロテスト文に対する私の応答も書きました。この文を書いた学生は僕の応答に感謝してくれてて、こちらとしてもとても良かったのですが、課題の出し方、狙っているもの、そして文章がどのように受け取られるかという問題を含め、僕自身が物書きの端くれとして、日々考えなければいけないと思う問題意識を聴講生から受け取ったように思いました。学生のみなさんに心から感謝です

2013年5月15日水曜日

今月の『音楽現代』に書きました。

今月の『音楽現代』 (2013年6月号)、ミューザ川崎シンフォニーホール・リニューアルオープン、KAATの「隅田川」二題、「ザルツブルク音楽祭2013」プレス発表について書きました。ご笑覧賜れば幸いです。

なお、ヴァイオリンの名倉淑子先生のインタビューも掲載されています (82〜83ページ) 。フェリス関係の方はぜひ。

2013年5月6日月曜日

図書館の威力

「ようこそ図書館:/3 本で調べて疑問解決 資料を活用する力(その1)」『毎日小学生新聞』2013年04月19日
http://mainichi.jp/feature/maisho/news/20130419kei00s00s018000c.html

私も授業で、インターネットではなく、図書館で本を見るための課題を出しています。この課題のおかげで初めて図書館に行ったという学生、「こんなにたくさん本があるんだ」と驚く学生は、昨年度も今年度もおりました。よい資料をみる目を養う、というと、ちょっとオーバーですけれど、僕自身、インターネットに頼りっきりになる恐れにどう立ち向かうかというのは、一つの課題であります。

ただ音楽「研究」といいますと、なかなか骨のある本が図書館にさえない場合がありますし、音楽という存在がとても抽象的なので、図鑑をみてぱっとひらめくようなところは、あまり期待できないかもしれませんね。

2013年5月3日金曜日

憲法記念日だそうです。

憲法記念日を迎えました。いかがお過ごしですか? せっかくなので、今日はちょっと真面目に憲法を考えてみようということで、以下をリンクしておきます。

96条改正は国民主権の危機だ!(初鹿明博) - BLOGOS(ブロゴス)

いろいろな考えがあって当然のことと思いますが、まずは憲法というものが私たちにとってどのようなものなのかを、きちんと知っておくことが必要かと思いました。

2013年5月1日水曜日

きょう届いた本

ピクサー・スタジオの歴史を綴った本が届きました。やはりちゃんとした本は、日本語にはないのかなあ。音楽に関しても2ページを割いて書かれています。これは私の執筆にも役立ちそうです。


職業としてのライター

ライターになりたいという若者がいたら (ガジェット通信)
http://getnews.jp/archives/330459

お恥ずかしながら、当方、副業で音楽執筆業をしておりまして、大学では音楽ジャーナリズムという授業も担当させていただいております。聴講している学生の中には将来音楽ライターになりたいというのがおりました。私にできることは本当に限られているなあと思いつつ、めいいっぱい何かを授業で得てくれればと、生意気ながらに考えております。