2025年12月10日水曜日

ホヴァネス:交響曲第47番《水多き地ワラ・ワラ》Op. 348 R・リー・フィース指揮ワラ・ワラ交響楽団、冨士原比那子 (コロラトゥーラ・ソプラノ)

Hovhaness, Symphony No. 47 "Walla Walla, Land of Many Waters," Op. 348.  Walla Walla Symphony; R. Lee Fiese, conductor; Hinako Fujihara, coloratura soprano
Fujihara Record FUJI 1003 (LP)

ホヴァネス:交響曲第47番《水多き地ワラ・ワラ》
I. 幻想曲<ワラ・ワラへの旅>、II. カンタータ<水多き地>、III. <愛の歌>、IV. フィナーレ
I. Fantasy "Journey to Walla Walla," II. Cantata "Land of Many Waters," III. Love Song, IV. Finale




ホヴァネスとの関わり合いは、1979年、ワラ・ワラ交響楽団がホヴァネスの《そして神は偉大なる鯨を創り給うた》を演奏したところから始まったそうです

ちなみにワラ・ワラはワシントン州の都市で、その名前は先住民の部族名から取られているようです。さらにこの「ワラ・ワラ」という言葉がサハプティン語 (先住民の言葉の一つ) で「多くの水」または「多くの水がある場所」という意味だそうです。川や小川が多い地域ということみたいですね。

第1楽章は、金管楽器によって力強く演奏される主題(カノンによって提示)を中心に進みうます。演奏は後半、おぼつかない箇所もあるが、初演のライブ録音なので、ある程度は仕方ないかと思います。

第2楽章は冨士原さんの独唱カンタータという趣き。ホヴァネスは妻の冨士原さんにハイF音まで、それも、《夜の女王のアリア》のようにパッと当てるのではなく、割としっかりと歌わせています。すごい。彼女は交響曲第38番でも、張りのある声を聞かせていましたね。すごいです…。

第3楽章はモーダルな終止形を伴う、金管楽器の前奏をヘて、コーラングレが滔々とした歌を聞かせています。

フィナーレとなる第4楽章は、しっとりとした弦楽器のコラールから始まります。そして軽妙な舞曲風な部分から対位法的展開へ。ホヴァネスってフーガが好きですよね。次はティンパニーとシンバル、タムタムがが主導するドラマチックな行進曲、最終的にはトランペットと高弦によるワラ・ワラ賛歌といった感じでしょうか。

私は中古レコードをオンラインで購入しましたが、YouTubeにも同音源の動画あるようなので、貼り付けておきます。

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