Gyimesi Népzene (Hungarian Folk Music fom Gyimes). Mihály Halmágyi, violin; Gizella Ádám, gardon. Hungaroton SLPX 18145 (LPレコード).
冒頭から変拍子に乗った技巧派フィドルに驚きます。そして伴奏をするのはチェロの形をしたガルドン(ウトガルドン)という楽器です。棒で弦を叩いてリズムを刻むのだそうですが、共鳴体が大きいということもあって、面白い音がしますね。黒澤隆朝氏は「弦鼓(げんこ)」と呼んだらしいのですが、いい得て妙だなあ。これ最初、塩ビパイプを切り取ってその一旦を手の平で叩いているのかと思いました(全然違いましたね・苦笑)。他のトラックを聴いてみますと、必ずしも全部が全部変拍子という訳でもなさそうですが、それでもアクセントの付け方によって、感じる拍子感は、やはりちょっと「詰まった」感じがします。
しかしまあ、このヴァイオリン、名手ですねえ。なお音源そのものはCDにもなっているようです。
YouTubeにハルマジ・ミハーイ氏の演奏が聴ける動画がありました。ウトガルドンも見られます。
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