2025年12月10日水曜日
ホヴァネス:交響曲第47番《水多き地ワラ・ワラ》Op. 348 R・リー・フィース指揮ワラ・ワラ交響楽団、冨士原比那子 (コロラトゥーラ・ソプラノ)
2025年12月9日火曜日
ホヴァネス:交響曲第29番 (バリトン・ホルンと管弦楽のための) 作品289 (1976) (チャールズ・スミス、スクロヴァチェフスキ指揮ミネソタ管)
アメリカの作曲家アラン・ホヴァネス(1911-2000)は極めて多作で、500曲以上の作品を残した。番号付きの交響曲は67曲に及び、そのうち30曲以上が商業録音されている。第29番交響曲は吹奏楽版の第2版が録音されている。その録音ではバリトンホルンではなくトロンボーンが使用されている(いずれも差し支えない)。ここに初演となる第1版(フルオーケストラ編成)の世界初公開録音を紹介する。1976年9月、ヘンリー・チャールズ・スミス(バリトンホルン)とスタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮ミネソタ管弦楽団による演奏である。
個人的には、このYouTubeコメントに言及されている「第2版」はトロンボーンよりもユーフォニアムで録音しても良かったのでは、と思ったのですが、音色の違いからの選択だったのでしょうか? フレージングはやっぱり滑らかな方がホヴァネスらしいような気もします。
いずれにせよ、珍しい独奏楽器の入った交響曲だとは思います。
2025年12月7日日曜日
アルフレッド・リード:《ロシアのクリスマス音楽》(演奏者不明音源)
Reed - Russian Christmas Music. Unknown Performer. Recorded under the direction of Ralph Satz. A Sam Fox Production 7-33-15-A. (モノラル録音、7インチ)
2025年12月6日土曜日
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第409回定期演奏会(感想メモ)
バーンスタイン/《キャンディード》組曲
バーンスタイン/管弦楽のためのディヴェルティメント
ストラヴィンスキー/バレエ音楽《春の祭典》
久しぶりに神奈フィルの定期に行ってきました。演目がとても興味を引いたのと、指揮者が大植英次さんであるところが、私的なポイントでしたでしょうか。
まずラヴェルの《道化師の朝の歌》は、粒の揃ったピチカートからまとまったアンサンブルが聴けました。派手さで聴き手にアピールするのではなく、小粋なエキゾチシズムをじっくりと堪能できました。
バーンスタインの組曲《キャンディード》は、メドレー風で、幾分ノスタルジックな趣がします。演奏も、ふっくりとしたバーンスタインといいますか、歌心溢れるオーケストラといいますか。
同じくバーンスタインの《ディヴェルティメント》は、打って変わって、元気よく歯切れの良いリズムで、サクサクした感覚です。雑多なポピュラー風味をまぶした、多楽章のオケージョナル・ピースですね。最終楽章ではピッコロや金管の立奏があり、スーザの《星条旗よ永遠なれ》を思い出しました。全体としては、それでもビシっと鳴るだけではない、プラス・アルファを感じることができた好演だったのではないでしょうか。
メインの《春の祭典》も、最初のラヴェル同様、落ち着いた感じで聴けましたが、ところどころ、スコアを確認したくなる箇所があって、面白かったです(音の間違いとかではなく、そういう解釈が可能なのか、という面白さの発見ということでしょうか)。ただ、それよりもびっくりしたのは、最後の音が鳴り響いてから。いわゆるフライング・ブラボーがなくてよかったのですが、余韻を味わうあの瞬間、自分の胸がすごくドキドキしていて、息苦しいくらいでもあったのです。それだけクライマックスを楽しみながら、心拍数が上がっていたのかもしれません。終結部の美しいティンパニーとグランカッサの迫力の合わせ技にやられたのかな?
音楽教育者プロフィール:UCLA民族音楽学教授 ティモシー・ライス
2025年12月3日水曜日
アメリカのクラシック音楽メモ (2004年9月・10月)
EMI album "Classic Elrugton" City of Birmingham SO; Sir Simon Ratle. EMI 5 57014 2.
アレンジもののエリントン。ストリングスやフルートの音も聴こえてくる。 リズム感はなかなかのもの 。ポップス ・ オーケストラとして聴けるもの。(2004-09-30)
ガンサー・シュラー:協奏曲集 (3曲) ホルン協奏曲第1番、ピアノ協奏曲、ファゴット協奏曲GM Recordings GM 2044
「サード・ストリーム」とは関係ない現代的作品も少ないないシュラーだが、ホルン協奏曲はレスピーギや印象派を思わせる、色彩豊かで美しい作品。(2004-09-30)
→Discogs
→Spotify (アルバム)
きっちりと規定されたピッチの中でゆるやかに規定された、あるいは全くの即興によるフィルムやフレーズによる作品(ライナーノーツより)。出す音は限られている一方、時間は延々と続いていくのだから、飽きずにやるには変化が必要。(2004-10-04)
Pauline Oliveros: The Tuning Meditation. (From the Kitchen Archive: New Music, New York 1979)
彼女の行っているソニック・メディテーションを、結果として作品となったものでなく、現実に何が起こっているのかを想像しながら聴けるのが面白い。冒頭のオリヴェロスの指示に従って、 C D の聴き手も世界に入り込むことさえできる。(2004-10-04)
ウィリアム・ グラント・スティル:《アフロ=アメリカン交響曲》 ポール・フリーマン/ロンドンSO. The College Music Society (CBS Special Products) P19428 (Columbia M 32782) (LP).
1930年に作曲された。ブルースのスタイルで新しいメロディーを書いた。低いものと考えられていたが、こういういクラシックの曲を書くことで、芸術作品としても充分通用するものだということを立証したかった。(2004-10-05)
Ellington & The Modern Masters. Detroit SO; Neeme Järvi, cond. Detroit SO DSO-1003.
作曲者がいわゆる黒人であるということで、いつの間にか、こちらもアフリカ系のリズム、ジャズやスイングというものを自然と期待してしまうところがある。一種、ステレオタイプ思考といえるのかもしれない。
Olly WilsonのShango Memory (1997-98) などは、そんなステレオタイプよりも現代音楽的である。ストリングスのシンコペーションあたりが「そうなのかな」と追い求めてしまうところがある。ストラヴィンスキーを思い起こすところあり。チャンスの《呪文と踊り》に出てきそうなリズム・パターン?
"Yoruban deity Shango as a metaphor for West African musical concepts that were reinterpreted in the American context and became the basis for Africa-American Music. (ヨルバの神シャンゴは、アメリカという文脈で再解釈され、アフリカ系アメリカン・ミュージックの基盤となった西アフリカの音楽概念の比喩として用いられる)" (2004-10-20、日本語訳は自動翻訳による。2025-11-26)
2025年12月2日火曜日
ギメシュ地方の民俗音楽 (ハルマジ・ミハーイ)
Gyimesi Népzene (Hungarian Folk Music fom Gyimes). Mihály Halmágyi, violin; Gizella Ádám, gardon. Hungaroton SLPX 18145 (LPレコード).
冒頭から変拍子に乗った技巧派フィドルに驚きます。そして伴奏をするのはチェロの形をしたガルドン(ウトガルドン)という楽器です。棒で弦を叩いてリズムを刻むのだそうですが、共鳴体が大きいということもあって、面白い音がしますね。黒澤隆朝氏は「弦鼓(げんこ)」と呼んだらしいのですが、いい得て妙だなあ。これ最初、塩ビパイプを切り取ってその一旦を手の平で叩いているのかと思いました(全然違いましたね・苦笑)。他のトラックを聴いてみますと、必ずしも全部が全部変拍子という訳でもなさそうですが、それでもアクセントの付け方によって、感じる拍子感は、やはりちょっと「詰まった」感じがします。
しかしまあ、このヴァイオリン、名手ですねえ。なお音源そのものはCDにもなっているようです。
YouTubeにハルマジ・ミハーイ氏の演奏が聴ける動画がありました。ウトガルドンも見られます。