『ボストン・ポップス・ポピュラー・コンサート』フィードラー指揮ボストン・ポップス・オーケストラ ドイツ・グラモフォン (ユニバーサル・ミュージック) UCCG-9358
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1970年〜73年の録音。バート・バカックの《雨にぬれても》 (1969年の映画)《サン・ホセへの道》 (1968年、ディヴォンヌ・ワーウィックが歌って大ヒット) の品の良いアレンジ(残念ながら編曲者の名前がCDには明記されてい ないが、元LP (ポリドール・レーベル) のジャケットを見てみたら、どうやらリチャード・ヘイマンらしい)。
内容はムード音楽より、ややハイブロウな感じ。聴いた感じではスタジオ録音ではなく、ボストン・シンフォニー・ホールの豊かな反響も入っているようではある(未確認)。そして音が立っていて、歯切れがよい。ジョン・ウィリアムズ時代にくらべると、やや細身かもしれないけれど。
ラグタイム・ナンバー、フォックストロット、デイキミーランド・ジャズ、録音された頃のヒット・チェーン… もちろん「本物」ではないかもしれないが、 これらをまとめてそれなりに楽しく味わうには良い。
演奏は、なかなかのハイ・テンション。でもフィードラーは 淡々と4拍子で振 ってそうなので、面白い。
クラシックを本業とするミュージシャンがポピュラー・チューンに挑戦しているといえるのだろうが、それがマイナスになっているようには思えない。
【トラック内容】
1. 雨にぬれても
2. 恋よさようなら
3. サン・ホセへの道
4. サウンド・オブ・サイレンス
5. 明日に架ける橋
6. イージー・ウィナーズ
2. 恋よさようなら
3. サン・ホセへの道
4. サウンド・オブ・サイレンス
5. 明日に架ける橋
6. イージー・ウィナーズ
7. シュガー・ケーン・ラグ
8. 12番街のラグ
9. ダークタウン・ストラッターズ・ボール
10. タイガー・ラグ
11. 昼も夜も
12. ミュージカル《ラ・マンチャの男》メドレー (ドゥルシネア / アルドンサ / マンブリーノの金の兜 / 彼のことしか考えず / 哀れな騎士 / いとしのドゥルシネアへ / 見果てぬ夢)
13. ミュージカル《ヘアー》メドレー( アクエリアス / ドナ / フランク・ミルズ / イニシャルス / エイント・ゴット・ノー / ヘアー / バレ・クリシュナ / エアー / グッド・モーニング・スターシャイン / レット・ザ・サンシャイン・イン) (2004.6.14記述、2025-02-11補筆)
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