2009年1月20日火曜日

[補足情報] レコ芸で紹介したケージのCDについて

2009年2月号の『レコ芸』で紹介した、EMIのケージCD (290ページ)、紹介文にも書いた通り、《ローツァルト・ミックス》のトラックには別の作品 (の一部) が収録されているようです。私が聴いたLPでは、テープによるコラージュでしたし、「磁気テープによる88のループ」を使った作品であると James Pritchett の本にも説明されているので、CDに収録されているのが別の作品であることは確実でしょう。

ネットには、ケージの《コンサート》の一部ではないかとないかという情報もあります。さっそくチェックしてみたのですが、残念ながら、同じ音の部分はみつけられませんでした。"Music before Revolution" のオリジナルLPを持っていないので確認することはできないのですが、あえて推測すると、作風からいって、アール・ブラウンっぽいような気がします。いかがでしょうか?


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