A Conversation With Gunther Schuller, Composer of Seven Studies on Theme...
非売品のレコードで、放送局が使うものとして作られたもののようです。内容としては、インタビューアーの質問にガンサー・シュラーが答えている音源のうち、インタビュアーの部分を全部カットしたというものです。それでインタビュアーの部分はどうなっているかというと、レコードのインサートにその文章が書かれているというものです。
それで、実際に使う場合は、スタジオで放送局の人がインサートに書かれた問いを話し、それに続いてレコードを回すという形で使うということなのですが、それは技術的にはかなりリスキーだと思うので、おそらく現実的にはインタビューの形に編集したテープを流すのが無難なのではないかと思います。
私も一応中古盤でこのレコードを持っているのですが、残念ながらインサートは付いていませんでした。以前 eBayにインサート付きのが出品されたことがあり落札したのですが、eBayの方でアメリカから持ち出し禁止とされたようで、結局レコードは没収され、返金処理がなされました。
インタビューはシュラーの生涯を振り返る内容で、なかなかそれ自体は面白いですが、それに加えてラインスドルフ/ボストン響の演奏による《パウル・クレーによる7つの習作》の各楽章の解説と演奏(フル)が収録されています。
サード・ストリームで有名なシュラーで、管弦楽組曲《パウル・クレー…》にもジャズを使った曲があるのですが、シュラー的には、これはサード・ストリームではないということでした。というのも即興が入っていないからだそうです。オーケストラ奏者は即興できないので、すべて記譜したとシュラーは主張しています。
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