2008年5月20日火曜日

パッサカリアとシャコンヌ

かなり前のことだけど、「パッサカリアとシャコンヌはどう違うのか」という問いがmixiのマイミクさんの日記に出ていた。実は私も新潟大学でこの2つを楽式論の時に勉強して以来、もっていた疑問。当時はパッサカリアをバッハのオルガンのパッサカリア ハ短調 BWV. 582から、シャコンヌを無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番から学んでいて、当時の先生の説明ではパッサカリアは旋律重視、シャコンヌは和声重視の展開とされていたけれど、いろんな例を聴くと、そうでないのもあって、結局分からなくなる。音楽事典などには、それぞれの用語の由来は書いてあっても、音楽語法の明確な区別は書かれていない。

今日もたまたま八尾の図書館からバッハのオルガン名曲集を借りてきたんだけど、このCDのライナーノートだと、「二つの形式の間に、はっきりとした区別はなく」と書いてありますね。まあ解説として書くのであれば、こう書いておく方がはっきりしていいんだろうし、事実そうなんじゃないかと思うんだけど、どうだろう。

僕はマックス・レーガーのニ短調のパッサカリアも好きだなあ。Peter Hurfordの2つの盤 "Romantic Organ Music" "Romantic Organ Music Vol. 2" 、いまは組で出てるのね。むかしレギュラー盤で両方買いました。で、YouTubeでレーガーのを検索したら、面白い映像が上がってますねえ。

レーガー 序奏とパッサカリア ニ短調