2005年5月2日月曜日

アンドレス・セゴビア選集(1927-1939)、第1巻

EMI-Angel CDH 7 61048-2

ギターはコードを奏するには簡便な楽器と察するが、ポリフォニックな楽曲は難しいのではないだろうか。セゴビアのバッハ演奏では、特にどの声部やフレーズを引き立てれば立体的な音楽表現になるのかが非常に良く考えられていて、そのダイナミックな表現にも共感する。一つ一つの指を使って声部を相対する強弱で際立て、弾く瞬間からすぐ消えてしまうギターのか細い音から持続する旋律線やフレーズを聴かせるのは並大抵ではないはずだ。

《アルハンブラの想い出》も極上の美しさ。そしてひっそりと隠れた美しいフレーズの数々にもスポットライトを当てている。しかしこの作品に「トレモロのエチュード」という副題が付いていたのは知らなかった。

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