2005年3月6日日曜日

長・短調の入り乱れ

掲示板で『宇宙戦艦ヤマト』の話題が出てきたので、ついでに、前から考えていたことを記しておく。

『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌は、長調と短調をうまく揺れ動く名曲だと思う。イントロはBbのペダルトーン(Ebのドミナント)に乗せて、いかにもEbへと勇ましくつながっていくように始まる(ホルンとトロンボーンのカノンは、より明確にEbを暗示)。ところがストリングス中心に下降形の動機が現れるとサブドミナントを経由して、Cmのドミナントへとつながって行く(電子音のグリッサンドが効果的)。もちろん歌はCmがベース。

しかし歌の部分も、さらば(Cm)/地球よ(F)/(中略)/ヤ(Bb)/マ(Gm)/ト(C)と、微妙にメジャー・コードとマイナー・コードを織りまぜている。そしてさらに女声スキャットもEとEbをミステリアスに動いてCとCmを上手く誘導している(最後のヤ(Ab)/マ(Bb)/ト(C)は明確にメジャーなので、そのフィニッシュの後に聞こえてくるスキャットが更に効果的に聴こえる)。最後も「ダダッダダ」は単音のCなので、メジャー/マイナーの別を超えている(あれ、何かコードになってましたっけ?)

#あるいは、旋律的にはドリアンを基礎にしてマイナーと混ぜたということなのでしょうか? さらにコードを付けたというか。

勇壮に進むヤマトと、誰も踏み入れたことのない宇宙の未知の空間の神秘といった雰囲気がうまく表現されていると思う。

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