2005年3月25日金曜日

妙なところが気になる

ハワード・ハンソンの第2交響曲、シュワルツ盤を聴いていた。冒頭のファゴットのピッチがえらく気になる。「間違いではないのか」とさえ思ったため、自演盤と比較(手元にスコアがなかったので)。どうやら一応楽譜通りの音であろうことは分かった。しかしやはり収まりが悪い。おそらくファゴットのピッチがやや高めなのと、他の楽器が小さすぎるからなのだと思う。この冒頭の和音を構成する音としては、ファゴットパートというのは、どちらかと言えば色付け的な役目をしているのだろうから、バランスに気をつけないといけないのだろうと思う。しかしまあ、キワドイ和音を使っていること。指揮者で優れたオーケストレーターだったハンソンならではの楽器法と和声なんだろう。

昨晩は第5交響曲の自演盤LP。ハンソンは5番までをマーキュリーに録音したけれど、私の持っている5番の自演はモノラル盤である。カップリングはバーバーの第1交響曲。

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