2015年1月8日木曜日

[Music Unlimited] ショパン聴き比べ

ソニーさんの音楽ストリーミング・サイト Music Unlimited で定期的に作っているプレイリストです。お暇なときに覗いていただけると幸いです(はあと)。

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最初は《子犬のワルツ》。
アシュケナージ [1] の後は、演奏時間の長いものから短いものへと並べてみました [2-8]。
コチシュ [7] あたりからスピード感がかなり伝わってきます。
そのほかピアノ・デュオ [9]、オーケストラ [10]、フルート [11]、ジャズ [12] でもお楽しみください。
 
《幻想即興曲》は、穏やか路線 [13, 14] と華やか路線 [15, 16] でしょうか? 冒頭のパッセージの弾き方にも注目です。
そしてオケ版 [17]、中間部の旋律を使ったポピュラー・ソング [18] と続きます。
 
《別れの曲》はペライアのオリジナル [19] に続き、タンゴ版 [20]、ロック版 [21](音量に気をつけてください)です。
 
続いて《革命のエチュード》 [22-24]。テンポの揺らし方や技巧の聞かせ方などの違いをどうぞ。
ジャズ版[25]、シンセ・ポップ版 [26]も用意しました。
 
ワルツ第7番はテンポの揺らし方が面白い違いになっていますね [27-29]。
 
最後は《英雄ポロネーズ》。大ピアニスト2人の凄みを比較していただいたら [30-31]、ギター2本による超絶アレンジ [32] をどうぞ。

Listen to the playlist ショパン聴き比べ|クラシック聴き比べ on Music Unlimited.
MUSIC.SONYENTERTAINMENTNETWORK.COM

2015年1月5日月曜日

最近の授業から


本務校のフェリス女学院大学において私が担当している日本音楽通史で、今日は「浅草オペラ」を短く取り上げました。「浅草オペラを聴く」というページで紹介されている山野楽器さんのCDからいくつか。《闘牛士の唄 (歌劇「カルメン」映画説明)》(藤村悟郎 ‐ 丸山夢路) なんて、時代劇というか、大衆演劇の世界だなあ。そのほか《ドンブラコ(桃太郎)(五) (お伽歌劇「ドンブラコ」)》(北村孝晴 - 帝国劇場オペラオーケストラ) や<乾杯の歌> (歌劇《椿姫》) (藤原義江 ‐ 原信子 - 中央交響楽団)を。最後のは一応原語歌唱なのだけど、原信子の発声はオペラチックじゃなくて独特ですよねえ。

授業前にちらっと聴いていた《コロッケーの唄 (喜歌劇「カフェーの夜」)》も面白いなあ。これはかけなかったのですけれど…。

そのほか、国定教科書と文部省唱歌について。《我は海の子》を7番まで聴きました。やっぱり7番の歌詞はインパクトがあります。


2014年12月23日火曜日

フェリス女学院大学 音楽学部 冬期音楽講習会

フェリスにおける今年最後の学内業務は冬期音楽講習会です。

当方は「(副業としての)音楽ジャーナリズム」について話した後、「クラシック&ポピュラー聴き比べ」を行いました。終わったあと「こういう授業は取れるんですか」とか「フェリスに4月からぜひお願いします」という高校生が やって来てびっくり。「お待ちしています」と答えました。

午後からは入試ポイント解説「国語・英語」をやる予定です。

2014年12月20日土曜日

たまには本務校 (フェリス) のことでも

木曜日には、音楽芸術学科の2コマの講義を持っています。

まずそのうちの1つは「音楽社会学」という授業で、昨日は複製メディアの話をやりました(前回は自動ピアノから初期のレコード、ラジオの話、そして今回はその後、と言う感じです)。そこでちょっとした与太話も入れているのですが、その中で使った「エアチェック」と言う言葉がとっくに死語であり、「そもそもFM雑誌なんてあったのね」というのが学生の世代でして、時代の流れを感じています(ちなみに私は中学から高校にかけて、エアチェック・ブームまっただ中でした [苦笑] )。ただMDにCDの音をダビングした経験はあるので、そこからエアチェックの話は類推できるようではあります。

あと、メディアと音楽という流れで、ポピュラー音楽に触れ、アドルノなんかが言ってるような「標準化」という話題もやっております。そこでティン・パン・アレイのAABA形式のことや、ブルース形式などについて話しているのですが、毎年『ひみつのアッコちゃん』の《すきすきソング》をブルース形式の例として取り上げております。いつも何人か反応があって面白いです(コメントシートを書いてもらっているので、これを読むのが毎週の楽しみ…)。

もう一つ、 「日本音楽通史」というのもやっております(週2回授業=後期で30回というハードな授業)。先々週くらいまでは、日本の伝統音楽をやっていたのですが、今は明治の西洋音楽受容が中心になってきております。それにしても、やはり食いつきが全然伝統音楽とは違いますね。彼女たちにとっての「日本音楽」が、こういう辺りにあるっていうのは、哀しいかな、現状なのですねえ。

それで、前々回は3つの《君が代》をかけてみたのですけれど、いわゆる「フェントン版」が好きという学生がけっこういたのが印象的でした。和声的にはきれいだからかもしれません。 前回は滝廉太郎と新日本音楽、そして昨日は学校の外の西洋音楽ということで、鹿鳴館の話から軍楽隊の野外コンサート、東京市中音楽隊やら百貨店の音楽隊やらオペラの事始めを取り上げました。大阪三越音楽隊の《カルメン抜粋》の音源(『黒船以来』所収)があるのは、ありがたいです。最後にちょっとだけ明治の流行歌(演歌師による《スカラーソング》)など。

年内授業は、今度の月曜日に2コマ(ディズニー映画音楽、日本音楽通史のつづき)。そして火曜日に冬季音楽講習会でワークショップ(クラシック&ポピュラー聴き比べ)などをやります。

2014年12月19日金曜日

雑誌『シンフォニー』

こういうものが届きました。 せっかく購入しましたので、何らかの形で役に立てたいなと思います。


2014年12月12日金曜日

現代音楽講義 (23) プレイリスト

今日東京芸大で行なった「現代音楽講義」のプレイリストです(すべて一部断片のみかけました)

アメリカの保守主義
 ・ノーマン・デロ=ジョイオ (1913-2008):組曲《エアパワー》から (1958)

いわゆる「ポストモダン」(多様式主義、新ロマンなど)
・ジョージ・ロックバーグ (1918-2005):《魔法の劇場のための音楽》(1965) から第1幕、第2幕
・ロックバーグ:弦楽四重奏曲第3番 (1971)から第1楽章、第3楽章
・ウィリアム・ボルコム (1938- ):《黒の主》(1967) 
・ボルコム:《コメディア》(1971)
・シドニー・ホドキンソン (1934- ):《セリエルの崩壊》(1967)
・デイヴィッド・デル=トレディチ (1937- ):《ファイナル・アリス》(1975)
・マイケル・トーキー (1961- ):《ジャヴリン》(1990)
・マイケル・ドアティ (1954- ):《メトロポリス・シンフォニー》(1988-93) から、第1楽章 <レックス>、第5楽章<赤のマントのタンゴ>
→デル=トレディチのアリスは評判良かったです。もちろんバーバラ・ヘンドリックスとゲオルグ・ショルティ指揮シカゴ響の演奏です。

2014年12月5日金曜日

現代音楽講義 (22) プレイリスト

今日東京芸大で行なった授業「現代音楽講義」のプレイリストです。
・テリー・ライリー:《レインボー・イン・カーヴド・エア》
・フィリップ・グラス:オペラ《浜辺のアインシュタイン》より第3幕第3場<宇宙船>
→「衝撃を受けた」というコメントがある一方で、退屈していた様子も(?)

・スティーヴ・ライヒ《ドラミング》(1970-71)(冒頭のほんの少しだけ)
・ライヒ:《木片の音楽》 (1973)
・フィリップ・グラス:《アクナーテン》(1983)より第2幕第4場<賛歌>
・ジョン・アダムズ (1947-):《中国のニクソン》(1985–87)より
・カール・ストーン(1953- ):《ホープ軒》(1989)
・ストーン:《神谷バー》(1995)
→例の築地市場のセリの声の部分。「言われなければ南米の音楽かと思っていた」とかいうコメントもありました。

・ポール・ドレッシャー (1951- ):《アザー・ファイア》(1991)
・ニコラス・コリンズ (1954- ):《途切れた光》(1991)
→ダニエル・レンツとか入れようとも思いましたが、当方の知識が未消化のため、あきらめました。ガンの本だと William Duckworth とかMeredith Monkなんかもミニマル/ポストミニマルに入ってるんですよね。