音・音楽関連のリンク集、「20・21世紀音楽関係」にMakigami Vocal worldと20世紀ウラ・クラシック!を追加。
2004年12月19日日曜日
2004年12月17日金曜日
グレン・ブランカ DVD
交響曲第8番・第10番 グレン・ブランカ・アンサンブル The Kitchenでのライブ収録 米Atavistic DR-4378 (Region 0)
ギターというのはコードを奏でるのが得意だというのが筆者の先入観である。また長い音には不向きなのだとも。もちろんマンドリンのようにトレモロをやれば、それなりに音が持続したかのように聴かせることができるが、ギター本来の(イディオマティックな)奏法からすると、随分無駄なように思えてしまう。このDVDを観ても、一つの弦を際限なくトレモロしている場面がよく映る。
エレキであることの面白さの一つは、やはり大きな音なのだろう。音が混ざり合う感じが、大正琴やバラライカとは違う。また いくらでも音量を大きくして生のドラムスと張り合えるから、こういう共演は楽だ。
必然的に発生する音の洪水は、それを聴きながら弦をつまびくミュージシャンたちの心の動きにもなっているのだろうか。ブランカの指揮(ビートはドラムスが刻んでくれるので、振り付けと言った方が正確だろうか)も、それをサポートしているのだろう。
ブランカは交響曲を何曲も書いているそうだ。私が以前聴いた数曲からの印象は、彼の音楽は順次進行による一本の線が幾度となく行ったり来たりするというものだ。この作品も、ビートこそ速めでも、エレキギターが奏でる音はゆっくりと進む。「進行」というほどのものでないのかもしれない。おそらくドラムスが刻んでくれるから、おそらくこのエキサイティング感が保てるのだろう。そういう点ではウマく作ってあるのかもしれない。
彼の音楽を「ファシストの音楽」と言った作曲家がいるそうだ。でもそれは買いかぶりではないだろうか。昨日聴いたロバート・アシュレーの《狼男》の方がはるかに強烈な印象を残した。
ビルスマBox到着。ノリントンのワーグナー(To-EMI)を楽しむ。前者はHMVのポイントを使って1400円くらい。後者は税込1300円。1300円というと、昔はセラフィムのちゃっちいジャケットのLPしか買えなかったのに。今は1000円なんてのもある!
2004年12月16日木曜日
街頭放送
富山市の中央商店街である西町には街頭放送がある(もうなくなったかな?)。あれを聴くと「街」へ来たなあと幼い頃は思ったものだ。富山駅前にも街頭放送がある。きちんと聴いたことは一度もないのだけれど、おそらく商店の宣伝文句をしゃべっているのだろう。専門の放送スタジオがあるはずだ。
今日立山町に用事で出かけた帰り、この街頭放送に偶然出くわした。五百石天満社付近の交差点でのことだった。昔ながらの商店街を眺めて、きっとかつてはここも大きな商業の中心だったのだろうな、と思いを馳せた。
一方この街頭放送が「富山=田舎」を思い起こさせるという富山出身者も少なくないようだ。そういえば金沢や新潟にはなかったように記憶している。唯一覚えているのは新宿駅近くか。アルタから西へ歩き、ガードをくぐってすぐのところ。交差点付近で街頭放送の声を聞いた。交通量は富山よりもずっと激しいのだろうが、ひどく懐かしく感じものだった。
サウンドスケープ的に考えれば評価はあまり高くないと考えられるが、ノスタルジア的な気持ちも加味すると、ひいき目にみてしまうところがある。
かつては大和デパートの屋上から、夕方になるとメロディー・サイレン(といったっけ???)というのも流されていた。どんな旋律が流れていたか覚えてないけれど、歩いて20分くらいのここまで聞こえていたと思う。いつの間にかなくなってしまった。デパートの屋上で鳴っている場に遭遇したことがある。タイマーかなにかになっていると思うんだが、サイレンが鳴り始める前に少しウォーミング・アップがある。ポンプが動いているような音だ。そしてサイレンがメロディーを鳴らし終わったあと、ポンプが止まるのだろう。ここでいつも、かすかに鳴り残ったサイレンの音が少しずつずり落ちていくのが聞こえた。いわゆるグリッサンド音だ。おそらくオルガンのような原理でできていたから、ああいう音が出たのかと思うが、小さいころ、あのグリッサンド音に、妙に「むなしさ」「はかなさ」を感じていた。我ながら、変な奴である。
こういった時間になると音を奏でる装置には妙に興味を持ったことがある。小学校のときのチャイムもそうだ。いまはおそらく電子音なのだろうけれど、昔は仕掛け時計のような物が職員室にあり、実際にミニチュアの鉄琴のようなものを自動で叩く棒のようなものが時計の真ん中から4つぶら下がっていた。
チャイムを鳴らす時間になると、4つの音程でできたチャイムが鳴り出す。その時、この棒のようなものが動くのがとても面白い。一旦この棒が手前に引かれ、勢いを付けて、後ろにある金属片を叩くのである。この「引き」の動作は、チャイムの一音ごとに行われ、きちんとチャイムの旋律になるようにタイミング良く動くのがとても面白かった。
チャイム自体はあまり好きではなかったけど、あの時計には、ものすごく興味を持っていた。
これも、ノスタルジアなのかもしれない。
2004年12月15日水曜日
Hawaiian Rainbow
Robert Mugge監督による、1987年制作のドキュメンタリー映画。知り合いにハワイアン・バンドでベースを演奏する人がいるので、久しぶりにこのビデオを観た。キャプテン・クックの時代に西洋音楽のハーモニーが導入されるまでのチャント、ポルトガル人が持ち込んだウクレレ、スペイン人からもたらされ改良されたスラッキー、そしてハワイの小さな島で一人の少年がやりだしたところから始まったスチール・ギターなど、ハワイ音楽の歴史が網羅的に紹介されている。
ビデオには二人の音楽学者による解説だけでなく、上質の演奏や音楽家のコメントも含まれており、とても楽しい1時間25分であった。ハワイ音楽は第2次世界大戦後、急速に人気がなくなっていったそうだけれど、現在も富山で活躍するハワイアン・バンドのメンバーとなる世代は、いつ頃軽音楽部でハワイ音楽に接したのだろう?
それにしても、ワシントンDCでハワイアンが聴かれているというのは知らなかった。
このビデオ、現在はDVD(米盤)にもなっているようだ。
僕が持っているハワイ音楽関係の映像では、ほかに『Kumu Hula: Keepers of a Culture』というビデオがある。しかしこれはテレビからの録画だし、画質は良くない。
2004年12月13日月曜日
ビデオテープの保存
3次元DNRという機能のついたパナソニックのビデオデッキを購入。HDDレコーダーの興隆からか、ビデオデッキは軒並み値崩れ(?)状態である。5・6年ほど前に購入した某社のデッキよりも安い値段なのに、画像は新しいデッキの方がはるかに良い。アメリカで使っていたデッキがパナソニックだったため、相性も良いようだ。早速シンシナティ・ポップスの独立記念日コンサート(2000年)をハードディスクに落としている。前のビデオでは画質も悪いしトラッキングも全く合わなかったが、これで安心して見られる(もっとも3倍モードで録画したことは、いまだに後悔している)。
今日は取材のための情報収集などに従事。年末年始があるから、タイミングをうまく見計らわないと。
2004年12月12日日曜日
アナログを語る会、2004年12月例会(12/10)
12月10日、南砺市のラモヴェールで行われた「アナログを語る会」に出席。今回もSPレコードを中心にいろいろ楽しむ。以下、聴いたレコードのメモ。
原信夫とシャープス・アンド・フラッツ クリスマス・アルバム
気の利いた編曲で聴きやすい。リラックスした感じ。オーケストレーションの面白さ。木管 vs. ミュート付きトランペットによる対位法的展開など。日本の録音らしく、清潔な感じ。
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 フランチェスカッティ(Vn)、ミトロプーリス/NYP 日コロムビア WL 5158
グルーヴガードのない時代のLP。ブルーレーベル。アメリカ盤のオリジナルジャケットをそのまま使用。裏面も解説文の日本語以外は米盤と同一のデザイン。
昭和30年代、LPが高価な時。高校の時にお買いになったLPだとか。
佐渡おけさ(編曲:堀内敬三) 藤原義江(テノール)、マキシム・シャピロ(ピアノ) 日ビクター 130470-A
歌詞が聴き取りにくい。ピアノ伴奏でも意外に面白い、という声も。
F. W. Meacham アメリカン・パトロール、スーサ 忠誠 Victor Military Band; Rosario Bourdon, director. 日ビクター 22061-A、22061-B
テンポは速め。《忠誠》もキーが違う???
篠崎誠二 作詞、陸軍戸山学校軍楽隊 作曲、満州産業建築学徒研究団々歌 伊藤隆一指揮陸軍戸山学校軍楽隊および合唱隊 日Polydor 3907-A
曲のタイトルにそそられて聴いてみたけれど、歌としてはイマイチかな。裏は《希望に燃えて》という作品。
天使よおやすみ(Goodnight Angel)(Magidson & Wanbel)、Victor Silvester and His Ballroom Orchestra ニッポノフォン(Columbia)JX 62
フォックス・トロット。ワイルを思い起こさせる、いいムードの音楽。本日のヒット! 裏面はLet's Waltz for Old Times's Sake。
こういうレコードは、竹田楽器がよく売っていた、とも(もちろん、私は詳細は存じません)。
淡谷のり子 ドリゴのセレナーデ ニッポノフォン(Columbia)29301
「この時代、これくらい歌えれば大したもんじゃないですか?」という意見。後のLPステレオ時代よりは、ずっと安定した歌唱。
"Waltzes of Johann Strauss"というユージン・オーマンディ指揮ミネアポリス交響楽団によるアルバムから、《美しく青きドナウ》 日Victor JD-589-A、B
途中でネジを巻き直すハプニングあり
ジングルベル、ホワイト・クリスマス フランク・シナトラ 日Columbia ABL 7
井波町瑞泉寺 太子奉賛音頭
極めて貴重な、ローカル音源。蓄音機とともにSPレコードを借りてきたので、CDに焼いてみようかと思う。