2023年11月3日金曜日

ヴァーツラフ・フデチェックの《ユモレスク》

一昨日、フェリス緑園キャンパスにおいて、新しい仕事のお話のための打ち合わせをしました。それについては、また改めて発表する機会があれば…。

今日は妻とコストコ座間倉庫店へ行ってまいりました。行き帰りの車の中で、iPhoneに入れた音楽を聴きながら。その中に、以下がありました。

Tchaikovsky, Concerto for Violin andOrchestra ni Dmajor, Op. 53 (Live from hte Prague Spring Festival1972) I. Finale. Václav Hudeček Alegro vivacissimo.  Czech Philharmonic Orchestra;  David Oistrakh, conductor.  Hudeček: Il Giardino di Musica. Supraphon SU3330-2031. 
Naxos Music Library

今頃…と言われそうですが、最近フデチェックの録音にハマっております。この軽妙さ、しかしながらしっかりと伝えられる主張といいますか。僕の波長に合うんですよね。他の曲も多彩で、バッハ、ハイドンなんかはいまのピリオド派とは違うことが分かってしまっても、何となくついていきたくなってしまうんですよね。

僕は上記CDをそれなりに苦労して入手しましたが、Naxos Music Libraryでもフツーに聴けるんですね…。上記チャイコに関しては、ちょっと音がしゃりしゃりしてますが、そこは元ソースのせいなのかな?(→Naxos Music Library

Il Giardino di Musica、すなわち「音楽の庭」(?) と題されたCDを入手した理由なのですが、もともとはドヴォルザークの《ユーモレスク》(クライスラー編) を聴きたかったのです。フデチェックの《ユーモレスク》は、僕の音楽経験を大きく左右したNHK-FMで出会ったもので、なんとも言えないニュアンスに富んだ演奏なのです。ずっと探していた演奏のCDがあることを知って(と思っていた…)飛び上がるほどうれしかったのですが、実はこのアルバムに収録されたのは、むかしFM放送で聴いたのとは別の録音でした。このアルバムのために特別に録音されたものなのだそう。僕が聴いたのよりも、あえてネガティヴに書くと「弾き飛ばす」感じがするものでした。いや、これはこれで良いのですが、やはり僕が聴きたかったのはこれじゃない、ということだったりします。

最終的に僕が到達したのは、日本で発売されたLPレコード。ピアノがヨゼフ・ハーラで、『ドヴォルザーク・ヴァイオリン名曲集』Victor VX-203 というアルバムでした。国内録音ということで、どうりでスプラフォンのCDに入ってなかったわけだ…ということなのであります。このレコード、収録曲は以下の通りです。

Side 1
ソナチネ ト長調作品100
バラード ニ短調作品15

Side 2
ユモレスク 変ト長調 作品101-7
4つのロマンティックな小品 作品75
夜想曲 口長調 作品40

ではフデチェックの《ユモレスク》はCDになっていないのか、いろいろ調べていくうちに、今は廃盤になっているっぽい1枚に収録されているのがわかりました。それが『バイオリン名曲集』というオムニバス盤でした。フデチェックの演奏で統一されており、チェコの作品が多いですね。

さらにその後、『ベスト・オブ・ベスト~珠玉のヴァイオリン名曲集』という4枚組・全66曲というベスト盤にもフデチェックの《ユモレスク》は収録されています。ただしこのCDセットはフデチェックだけでなく、いろんなヴァイオリン奏者の音源を寄せ集めたものでありますので、どちらかというと、ヴァイオリンの曲をまとめて聴きたいライトなリスナー向けなのかもしれません。Spotifyでも聴けるようですね。もっともタイトルは『ヴァイオリン名曲70』になっています。 (→Spotifyへのリンク)

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