どころがミシガン大学のMark Clagueが、現在 critical edition を作っているそうなのですが、彼はこの A, B, C, Dはクラクションの種類を示すだけであって、音名ではないと判断しているのだそうですね。
A, B, C, Dという文字はそれぞれ◯で囲まれているそうなのですが、これをどう判断するかということになりそうです(1, 2, 3, 4にしてくれれば良かったのに…という人もいるようです)。
ガーシュインの伝記を読むと、彼が特定のピッチのクラクションを探していたことが知られており、また彼が監修をした1929年のVictorの録音では、クラクションの音程がAb, Bb, ずっと高い D, 低いAなんだそうです。
ただガーシュインが使ったとされるクラクションはなくなってしまったということで、本当のことは分からないのですねえ。Victorの録音を絶対的なものと見ることに対する疑問もあるそうで…。ちなみにA, B, C, Dの音程だととてもピッタリ来るようで…。本当は調子っぱずれが正解だったのか、どうか…。
で、上記記事にもリンクされているガーシュイン監修(ガーシュイン自身がチェレスタを弾いているとも言われてます)の録音ですが、けっこう今の演奏とは違う感覚がありますね…。
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