昨日の芸大の授業では、ジョン・ケージの音楽を取り上げました。
・クラリネット・ソナタ (1933)
・《6つの短いインヴェンション》(1934)
いずれも冒頭だけ。
・《クレド・イン・US》(1942)
さわりだけ(《新世界》第4楽章+ラジオ [多分英国のドラマの放送]、ショスタコ5番第4楽章、《英雄》第3楽章)
・マーガレット・レン・タンによるプリペード・ピアノのプリパレーションの動画 (DVDから編集、《バッカナール》など一部演奏を含む)
・《ソナタとインターリュード》から、ソナタ第5番
(マロ・アジェミアン、ジェームズ・テニーの聴き比べ)
・《易の音楽》(1951) 第1部
(楽譜を見て、簡単に解説しました:曲の長さはあらかじめ決まっている
+その他の要素をチャンス・オペレーションで)
・《心象風景第4番》(1951)の一部
・《スピーチ》(1955)
(NHK-BS で没後に放送されたドキュメンタリーの一部、リハーサルと本番の一部)
・《ある風景の中で》(1946)
そのほか、音は出しませんでしたが《4分33秒》についても簡単に触れました。
こういうコメントをいただきました。
・ケージ本人の無邪気さを垣間見てとても好きになりました。コンサートや時間、イベントという概念は西洋伝統的であり、その枠組みでどんなに前衛的なことをやってもどこか安心感があります。ただの "気違い" ではないようですね。面白いことが好きな変わっただけの普通のおじさんでした。
・今までの前衛的という見方から、もっと楽しい音楽という見方に変わった。しかし、ジョン・ケージは時代、場所に恵まれていたのではないかとも考えられる。ジョン・ケージはアメリカでなかったら、20世紀でなかったら 4'33" をはじめとする作品は生まれなかったと思う。
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