・『漫画少年版 ジャングル大帝 普及版』(1-2)
僕は熱烈な手塚ファンではないのだけれど、これだけは小学生の頃から読んでいた。おそらくテレビアニメ--再放送で、随分画質も劣悪なものだった--を観て、そこから興味をもって高岡駅前の書店で偶然発見した全集版を購入し (何故か第3巻のみ)、それを愛読したという経緯だったと思う。その後、全集に入るにあたってセリフが変わったり、絵が書き換えられていたことを、何かの本で知った。また全集版解説にあるようにクライマックスに至っては原稿が散逸し、藤子不二雄の筆も入っている。ということで、一度、元の形を読んでみたいなあと漠然と思ってたところ、たまたま復刊ドットコムのDM経由でこれを発見し、なかば衝動買い的に入手したもの。「普及版」とはいえ、2巻で4,200円は、マンガ本としては、かなり高価だと思う。
まあでも、いろんなところがカラーだったり三色刷りだったり、そっちの方のインパクトもあって、買って良かったかなあと思った次第。それと、こんなに文字による説明がクドいマンガだったっけ?と思った。活字だと、そういうまだるっこしさっていうのは気がつかなかっただけなのかな?
しかし『がきデカ』とか『ふたりと五人』が好きだった僕が、こういう健全?なマンガに出会った時というのは、ある意味大きなショックを感じたに違いないと、いまにして思う。 そういう点でも思い出深い一作。その後、古いアニメソングから『鉄人28号』 (秋田書店版) を読み始めたのは、中学くらいだったかな。僕のまわりは『キン肉マン』やら『三国志』やら『キャプテン翼』だったのかもしれないけど。
0 件のコメント:
コメントを投稿