2011年1月5日水曜日

今年もよろしくお願いします。

今日からお仕事の方も多いことと思います。張り切ってまいりましょう。

さて、松平敬さんのブログで、2011年アニヴァーサリーという記事を発見。

アメリカの作曲家だと、こういう人が関係しているようです。

生誕100年
アラン・ホヴァネス 1911-2000
ジャン・カルロ・メノッティ 1911-2007

生誕80年
アルヴィン・ルシエ 1931-

没後30年
ハワード・ハンソン 1896-1981
サミュエル・バーバー 1910-1981

以下、正月にいろいろ眺めたり、観たりしたものの記録です。

・菊地成孔『ユングのサウンドトラック』、イースト・プレス。

確か中田書店で購入したと思う。映画音楽の本については、ちょろちょろ集め始めていて、おそらくこれも、タイトルに反応して買ったんだろうと思う。資料的な価値で買う本と、視点的に惹かれるところがあって買う本という二分法にすれば、おそらく後者。もちろん前者がない訳ではないけれど、やはり音楽家がどう考えるのかっていう文章は、僕自身が音楽家であるつもりであるが故に、知りたいという感情が起こってくるのだろう。僕自身ゴダールの映画について知っているなどとは、とても言えないけれど、それを含めれば、きっかけづくりの本ともいえる。

・三留まゆみ監修『ブライアン・デ・パルマ』、洋泉社。

一応音楽のエッセイもあるけど、あんまり音楽プロパーな内容ではない。サントラのジャケットが並んでて期待させるんだけど。本全体としては文献案内がないのが不満かな。

・田之倉稔『モーツァルトの台本作家:ロレンツォ・ダ・ポンテの生涯』

チャールズ・ローゼン『ピアニスト・ノート』、ルース・タトロー『バッハの暗号』も面白そうだったけど、今回はこれを。アピア富山東店にも、なかなかいい本が置いてある。

・映画『追想 (Anastasia) 』

「今頃そういう感想かよ」と言われると困るのですが、素晴らしい映画でした。ハリウッド映画は音楽付けすぎでお涙頂戴? いいじゃん、別に。Foxのアニメとはエンディングが違ってますね。

・映画『ザ・ディープ』

そもそも宝探しにロマンっていう設定に共感できないのは、おそらくいまどきの大人が、この映画でそれをやってるからなんでしょうか。そこが『パイレーツ・オブ・カリビアン』のように、多少マンガチックでも受け入れられる路線と違うのかもしれません。音楽はジョン・バリー。謎解きの部分は、2時間サスペンスっぽいところもあるなあ。

・映画『ショーシャンクの空に』

あれ、これ一部だけ観たことありました。でも最初から最後まで観たのは初めてかもしれません。ああ、こういう話でしたか。映画って、やっぱり台本なんですかねえ。映像的なスペクタクルも、脱出劇的スリルというのもないし。最終的に残るのが友情と希望ってことなんでしょうね。ただ preachy に感ずる人もいるかも。音楽はトーマス・ニューマン。アカデミー作曲賞ノミネートなんですね。

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