2005年11月21日月曜日

メモ

『音楽文化の創造』にレビュー2本を送る。今回は霊歌からゴスペルに至る黒人のキリスト教音楽を概観するSmithsonian/Folkwaysの "Wade in the Water" というCDと、柳生すみまろ氏の『映画音楽:その歴史と作曲家』について書いた。後者はすでに絶版だけれども、そういうのでもいいのだそうだ。柳生すみまろ氏の本はアンダースコアまでを扱った丁寧な本で、映画音楽について勉強するのなら、まずこの本がいいと私は思っている。アメリカでは、映画の音楽を書くということが、かなり実践的に勉強できる学校があるので、教科書はいくつかある。具体的にどういった仕事の依頼があって、どのくらいの期間でどういったことをするのかが、具体的に述べられており、スコアの実例も数多く引いてある。今はDTMの知識も必須だそうで、映画監督などに、どういう音楽を作っているか、デモテープなどを作成することも普通に行われているようだ。

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