2026年6月6日土曜日

ジョリヴェ:交響曲第1番、オンド・マルトノ協奏曲ほか

André Jolivet (1905-1974) : Symphony No. 1 (1953)

学芸大院在学時に、フォノテークという部屋がありました。そこにあった棚のなかに現代音楽の古いレコードがあり、そのレコードの中に、ジョリヴェ作品をみつけました。その熱いサウンドに圧倒され、強い印象を残しました。当時レコードを借りた時にライナーノーツを複写したようで、調べてみたら、《平和の日のためのミサ曲》と《礼拝組曲》が収録された1枚 (フィリップス [日本ビクター] SFL-8535)、オーボエ主奏、管楽五重奏のためのセレナード (日本コロムビア OS-3381) でした(カップリングはフランセのフルート、オーボエ、クラリネット、バスーンとホルンのための五重奏曲ですね)。なかなか渋い(?)。

それで最近音楽評論の石塚潤一さんがSNSでジョリヴェの交響曲第1番 (1953) に言及されていて(作曲家の湯浅譲二さんが持っていらした楽譜として紹介されていました)ジョリヴェに再び興味を持ち、YouTubeで見つけたのが、上記の演奏です。Georges Tzipine指揮とあってオーケストラが明記されていないのですが、Orchestre National de l'ORTFだというコメントがありました。

冒頭からガツーンとしたサウンドに圧倒され、そのまま引き込まれます。

関連動画としてアンドレ・ジョリヴェのポートレートが案内されましたので、リンクを貼ります。


ジョリヴェって、戦後直後は、日中作曲をして、夜はコメディ・フランセーズで指揮をしていたのですね。

生前のインタビュー動画もみつけました。トランペット協奏曲 (1948) について語っています。この協奏曲ってモーリス・アンドレが録音してましたっけ。


アメリカ留学をしている時にボストンの中古レコード店で買ったのは、以下のオンド・マルトノ協奏曲 (1947) です。ジャケットのインパクトがありました。


レコードのパチパチ音もそのままですが、個人的な思い出として、こちらの動画にリンクを貼っておきます(ノイズなしの録音もYouTubeには上がっているようですね)。

ところで、ジョリヴェが日本に強いインパクトを与えたのは、やはり《赤道コンチェルト》なのでしょうか。上野晃さんのレコードの解説(上記 SFL-8535)によると、1956年、《赤道地方》という副題で、北川正の独奏、上田仁指揮の東京交響楽団によって日本初演されたとのこと。いまさらながら、ジョリヴェがエドガー・ヴァレーズにも学んだことを知り、ジョリヴェの、あのダイナミックなサウンドはヴァレーズ由来でもあるのかあ、と思った次第。

ちなみに《赤道コンチェルト》が世界初演された際の「騒動」が東京交響楽団のサイトに掲載されていました→【特別公開】ジョリヴェ ピアノ協奏曲の初演騒動見聞記/演奏会プログラム「シンフォニー(1956年6月号)」掲載から

私も《赤道コンチェルト》に関しては、東京交響楽団第669回 定期演奏会にて聴いたことがあります。ルシュールの《マダガスカル狂詩曲》も面白かったなあ。




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