先週の木曜日に、戦後の日本音楽を紹介した時に書かれたコメントをご紹介します。
・海外の影響をそのまま受けているかんじ。それをちゃんと自分たちでも作曲して、ものにしている感じがすごいな、と思いました。急に優秀になった感じ?? 日本の作曲家 (クラシック) のレベルが上がった様に思えました! 素敵!
・芥川也寸志の曲 [交響管弦楽のための音楽] は特撮に使われていそうだなと思いました。
・日本が海外と足並み揃えてるー! って感じました! そのくらい、ショスタコ、プロコフィエフの感じがしました。(芥川さんの曲)。芥川家、芸術的な遺伝子すごすぎる…。
・ワーナー・ブラザーズのアニメーションが思いうかんでしまいました。
・柴田南雄さんのシンフォニア、とても現代的だと思いました。私は好きです。
・無調音楽はすごくおそろしく感じてしまって、もうやめてー!と思ってしまいました。でもただ不協和音がつらなっているだけでなく、ちゃんと「音楽」なので、慣れたら おもしろいのかな と思いました。
・[黛敏郎の]《シンフォニック・ムード》、まるでミッキーがでてきそうな曲だなと思いました。華やかですね。
・吹奏楽のコンクールとかで聴きそうな音楽ですね。
・なんとなく吹奏楽コンクールの課題曲Vのような雰囲気だと思いました。
・三善晃さんのヴァイオリン・ソナタ、すごく甘い響きでザ・フランスという感じですね。Pizzicato のところ、すごく素敵です。
・ラヴェルの曲も感じられるなと思いました。ラヴェルの曲のイメージ (個人的に…)はかないけど芯が強いというイメージなんですよね…。
・立体放送のためのミュージック・コンクレート、自然の音を音楽にしていて、非常に面白かったです。
・ホワイト・ノイズによる《イコン》は、ホラー映画やホラーゲームに出てきそうだなあと感じました。途中からリズムがきこえてきて、これは音楽なんだなと実感しました。
・映画とかで使えそうだなと思いました。
・ディズニーの乗り物で流れてそうな感じですね。センター・オブ・ジ・アースの並ぶ所で流れてそう!! 笑
・《夕鶴》、みためは着物でちょんまげの時代劇のような日本人なのに、声がベルカントなのが新鮮でオペラだなぁと思いました。すばらしい演技でした。ちょっとつうさんが怖かったです。重い愛ですね (笑)。
・オペラやミュージカルは西洋のお話ばかりだと思っていましたが、日本のお話もあるんですね!! 嬉しいです。
・歌詞のつくりがその時代の会話らしくなっていて、言い回しを音にうまくはめるのはどうやっているのだろうと思いました。
・團伊玖磨の名前が、血盟団事件で暗殺された團琢磨の名前に似ているなと思って調べてみたら、團伊玖磨の祖父が團琢磨だということが分かり びっくりしました!
・涅槃交響曲、いいですね。自分のお葬式で流したいですね (笑)
・文化だけでなく、科学技術の向上も音楽そのものに関わってくるのですね。 "音を分析してそれを曲に使う" "電子音楽" などは本当にニューミュージックというかんじですね。涅槃交響曲にはとても驚きました…! 声明と鐘の音が入りまざって、そうごんな雰囲気がありました。
・声明が合唱になったり、邦楽器がロックのようになったり [伊藤隆太:邦楽器のための四重奏曲]、かっこよかったです。
・現代邦楽ものすごく気に入ったので、YouTubeでさがそうと思います。
2015年1月26日月曜日
2015年1月25日日曜日
戦前日本のクラシック音楽を聴かせてみたら…
先週の月曜日に戦前の日本の音楽を取り上げた時の学生の反応です。
・[町田嘉章の]三味線協奏曲第1番、とてもかっこよかったです。
・箕作秋吉さんの曲 [《花に因んだ3つのピアノ曲》から<夜の狂詩曲>] が個人的にすごく好きです! 綺麗なところから不安をあおりそうな曲調になる感じとか魅力的でした。
・伊福部昭の曲、すごく好きです! 日本の曲の感じが濃いというか、吹奏楽に多そうな曲調になると思いました。大河ドラマとかに使われてそう…。民族主義の曲は日本の良さと、西洋の曲の良い所取りだなと思います。
・伊福部昭の曲は、日本的というより、ロマン派後期の音楽とか国民楽派の二番煎じな感じがする。吹奏楽コンクールとかでやりそうな曲です。本当にバルトークみたい…。
・私も特別日本っぽさを感じませんでした。日本よりも、どちらかというと、中国の方が近いかなとも感じました。
・原始主義の曲はいまならまだ受け入れられるけど、昔の、オーケストラがあまり民衆に受け広まってない頃は、すごく難しかったんだろうなと思いました。ストラヴィンスキーの春の祭典の初演が大ブーイングをくらったというのも納得がいきました。
・オスティナートがあることによって、とても西洋の曲のように聞こえました。視聴する曲が全体的に西洋的・近代的になっていて、進化しているのが分かって面白いです。
・[渡辺浦人の《野人》は]古き良き日本、という感じですね。農耕のイメージでした。
・[町田嘉章の]三味線協奏曲第1番、とてもかっこよかったです。
・箕作秋吉さんの曲 [《花に因んだ3つのピアノ曲》から<夜の狂詩曲>] が個人的にすごく好きです! 綺麗なところから不安をあおりそうな曲調になる感じとか魅力的でした。
・伊福部昭の曲、すごく好きです! 日本の曲の感じが濃いというか、吹奏楽に多そうな曲調になると思いました。大河ドラマとかに使われてそう…。民族主義の曲は日本の良さと、西洋の曲の良い所取りだなと思います。
・伊福部昭の曲は、日本的というより、ロマン派後期の音楽とか国民楽派の二番煎じな感じがする。吹奏楽コンクールとかでやりそうな曲です。本当にバルトークみたい…。
・私も特別日本っぽさを感じませんでした。日本よりも、どちらかというと、中国の方が近いかなとも感じました。
・原始主義の曲はいまならまだ受け入れられるけど、昔の、オーケストラがあまり民衆に受け広まってない頃は、すごく難しかったんだろうなと思いました。ストラヴィンスキーの春の祭典の初演が大ブーイングをくらったというのも納得がいきました。
・オスティナートがあることによって、とても西洋の曲のように聞こえました。視聴する曲が全体的に西洋的・近代的になっていて、進化しているのが分かって面白いです。
・[渡辺浦人の《野人》は]古き良き日本、という感じですね。農耕のイメージでした。
2015年1月10日土曜日
現代音楽講義 (24) プレイリスト
昨日の東京芸大の授業「現代音楽講義」でかけた曲のプレイリスト
多様な折衷主義を、それぞれ短い断片にて紹介。
・ジョン・コリリアーノ (b. 1938):《ハーメルンの笛吹き幻想曲》 (1982)
・クリストファー・ラウス (b. 1949):交響曲第2番 (1994)
・ジョセフ・キュリアール (b. 1955):《黄金の門》(1993)より<目覚め>
→"listener-friendly 20th-century music"
・アーロン・ジェイ・カーニス (b. 1960):ヴァイオリンとオーケストラのための《エアー》(1996)
・コンニ・エルソーア (b. 1957):《ブラックベリー・ウィンター》(1996)
→マウンテン・ダルシマーと室内オーケストラ
・マイケル・ケイメン (1948-2003):サキソフォン協奏曲(コンチェルト・フォー・サンボーン&オーケストラ) (1990)
・ポール・シェーンフィールド (b. 1947):《カフェ・ミュージック》(1985-87)
・ロバート・キャピロー (b. 1952):《シティーピース:DCモニュメンツ》(2000)
→ラップ、エレキ、電子キーボード、合唱団、オーケストラ
・メーソン・ベイツ (b. 1977):《マザーシップ》(2011)
→エレクトロニカ+オーケストラ(+エレキ+中国の箏)
・ジェニファー・ヒグドン (b. 1962):《コンチェルト4−3》
→ブルーグラス+オーケストラ
・クリストファー・セオファニディス (b. 1967):ヴァイオリン協奏曲 (2008)
・マイケル・ガンドルフィ (b. 1956):《宇宙投機の庭》(2007)から<宇宙のカスケード>
そのほか時間がなくて紹介できなかった作品。
・ウィントン・マルサリス (b. 1961):《オール・ライズ》(1999)
・セオファニディス :交響曲第1番 (2009)、《難民》(2007)
・ケヴィン・プッツ:ヴァイオリン協奏曲 (2006)、《この高貴な仲間》(2003)
多様な折衷主義を、それぞれ短い断片にて紹介。
・ジョン・コリリアーノ (b. 1938):《ハーメルンの笛吹き幻想曲》 (1982)
・クリストファー・ラウス (b. 1949):交響曲第2番 (1994)
・ジョセフ・キュリアール (b. 1955):《黄金の門》(1993)より<目覚め>
→"listener-friendly 20th-century music"
・アーロン・ジェイ・カーニス (b. 1960):ヴァイオリンとオーケストラのための《エアー》(1996)
・コンニ・エルソーア (b. 1957):《ブラックベリー・ウィンター》(1996)
→マウンテン・ダルシマーと室内オーケストラ
・マイケル・ケイメン (1948-2003):サキソフォン協奏曲(コンチェルト・フォー・サンボーン&オーケストラ) (1990)
・ポール・シェーンフィールド (b. 1947):《カフェ・ミュージック》(1985-87)
・ロバート・キャピロー (b. 1952):《シティーピース:DCモニュメンツ》(2000)
→ラップ、エレキ、電子キーボード、合唱団、オーケストラ
・メーソン・ベイツ (b. 1977):《マザーシップ》(2011)
→エレクトロニカ+オーケストラ(+エレキ+中国の箏)
・ジェニファー・ヒグドン (b. 1962):《コンチェルト4−3》
→ブルーグラス+オーケストラ
・クリストファー・セオファニディス (b. 1967):ヴァイオリン協奏曲 (2008)
・マイケル・ガンドルフィ (b. 1956):《宇宙投機の庭》(2007)から<宇宙のカスケード>
そのほか時間がなくて紹介できなかった作品。
・ウィントン・マルサリス (b. 1961):《オール・ライズ》(1999)
・セオファニディス :交響曲第1番 (2009)、《難民》(2007)
・ケヴィン・プッツ:ヴァイオリン協奏曲 (2006)、《この高貴な仲間》(2003)
2015年1月8日木曜日
[Music Unlimited] ショパン聴き比べ
ソニーさんの音楽ストリーミング・サイト Music Unlimited で定期的に作っているプレイリストです。お暇なときに覗いていただけると幸いです(はあと)。
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最初は《子犬のワルツ》。
アシュケナージ [1] の後は、演奏時間の長いものから短いものへと並べてみました [2-8]。
コチシュ [7] あたりからスピード感がかなり伝わってきます。
そのほかピアノ・デュオ [9]、オーケストラ [10]、フルート [11]、ジャズ [12] でもお楽しみください。
《幻想即興曲》は、穏やか路線 [13, 14] と華やか路線 [15, 16] でしょうか? 冒頭のパッセージの弾き方にも注目です。
そしてオケ版 [17]、中間部の旋律を使ったポピュラー・ソング [18] と続きます。
《別れの曲》はペライアのオリジナル [19] に続き、タンゴ版 [20]、ロック版 [21](音量に気をつけてください)です。
続いて《革命のエチュード》 [22-24]。テンポの揺らし方や技巧の聞かせ方などの違いをどうぞ。
ジャズ版[25]、シンセ・ポップ版 [26]も用意しました。
ワルツ第7番はテンポの揺らし方が面白い違いになっていますね [27-29]。
最後は《英雄ポロネーズ》。大ピアニスト2人の凄みを比較していただいたら [30-31]、ギター2本による超絶アレンジ [32] をどうぞ。
Listen to the playlist ショパン聴き比べ|クラシック聴き比べ on Music Unlimited.
MUSIC.SONYENTERTAINMENTNETWORK.COM
2015年1月5日月曜日
最近の授業から
本務校のフェリス女学院大学において私が担当している日本音楽通史で、今日は「浅草オペラ」を短く取り上げました。「浅草オペラを聴く」というページで紹介されている山野楽器さんのCDからいくつか。《闘牛士の唄 (歌劇「カルメン」映画説明)》(藤村悟郎 ‐ 丸山夢路) なんて、時代劇というか、大衆演劇の世界だなあ。そのほか《ドンブラコ(桃太郎)(五) (お伽歌劇「ドンブラコ」)》(北村孝晴 - 帝国劇場オペラオーケストラ) や<乾杯の歌> (歌劇《椿姫》) (藤原義江 ‐ 原信子 - 中央交響楽団)を。最後のは一応原語歌唱なのだけど、原信子の発声はオペラチックじゃなくて独特ですよねえ。
授業前にちらっと聴いていた《コロッケーの唄 (喜歌劇「カフェーの夜」)》も面白いなあ。これはかけなかったのですけれど…。
そのほか、国定教科書と文部省唱歌について。《我は海の子》を7番まで聴きました。やっぱり7番の歌詞はインパクトがあります。
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