日時:2025年10月24日(金)19:00 開演(18:30開場)
場所:トーキョーコンサーツ・ラボ
演奏:パラグナ・グループ
場所:トーキョーコンサーツ・ラボ
演奏:パラグナ・グループ
演目:藤枝守・作曲作品
「珊瑚ガムラン曼荼羅」
・組曲「ガムラン曼荼羅 III 」(2025、新作初演)、ガムラン:パラグナ・グループ
・音響作品《コーラロリウム〜珊瑚の場所》(2025、新作初演)、音響:磯部英彬
「珊瑚ガムラン曼荼羅」
・組曲「ガムラン曼荼羅 III 」(2025、新作初演)、ガムラン:パラグナ・グループ
・音響作品《コーラロリウム〜珊瑚の場所》(2025、新作初演)、音響:磯部英彬
非常勤先の授業を早めに切り上げさせていただいて、早稲田まで移動し、「珊瑚ガムラン曼荼羅」を聴きにいきました。
むかしフロリダ州立大学で演奏したガムランがバリのもの (Michael B. Bakan先生が指導) で、室内だとものすごく音が大きく、いつも全員耳栓して練習していました。なので、あの狭いスペースでガムラン? と正直思ったのですが、スンダのガムランということ(ジャワのガムランもこういう感じなのかな?)、そして楽器数が少ないということで、ちょうどいい音量感で、心地よく聴けました。
シロフォンのガンサ(というのかな、スンダでも)は次の音を叩く時は左手で前の音の鍵盤を押さえるのが通常ですが、それはこの楽器では全くやってなかったのが興味深く、ハンマーが当たる一つひとつの音に関心をもちました(残響が違っていたり)。また左右複数の同音鍵盤のピッチの違いから出るゆらぎ(波)はバリのと共通なんだなあと。そちらも興味深かったです。
ボナン(というのかな、スンダでも)奏者の方が、音響作品(サンゴ骨格の音響!)を聴く際、砂時計で時間を計っていらして、砂が2回落ちたら次のガムラン曲を始めるという感じだったでしょうか。それにしてもゴング・アグンはお腹にぐぐっと来ますね。
ペロッグ音階を基調とする楽器だそうですが、今回はそれに音を足してほぼ7音の音階になっていたそう (ただし西洋音階ではないらしい。インドのラーガにはあったそう…)。終始やすらぎつつ不思議な、あっという間の1時間半近く。素敵な世界に浸りました。
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