現在富山のローカル音楽史に取り組んでおりまして、ささやきながら論文の形にまとめております。「唾つけ」といった感じですが、それでもなかなか、調査となれば骨が折れるものでして、特に明治時代の新聞などは、音楽関連の記事がないことが多く、マイクロフィルム・リーダーをひたすら眺めることになります。でも目が痛くなってしまうので、私の場合、1日2時間が限界のように思います。幸い、戦前に富山スバル会という、おそらく文化団体のようなところが発行していた雑誌に、年表形式による「富山芸術文化史」なる連載があり、そこからある程度、目星はつきます。
とはいったものの、この記述も、該当する年代の新聞に照らし合せないといけないので、ちょっとばかし時間が必要になります。またこの連載がカバーしているのは明治25年から40年代の最初の方だけなので、例えば大正時代となると、さらに雲をつかむようなことになるんじゃないかと心配しているところです。
ご存知の通り、富山も空襲に遭っているので、残っている資料というのは、それほど多くないと思うんですよね。まあ、やれるところまでやってみるということでしょうか。
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