パオロ・マッツァリーノ 『みんなの道徳解体新書』 (ちくまプリマー新書)
世の中には合理的発想が必要なんだなあと、つくづく思いました。で、道徳の副読本(教科書)なるもののいかがわしさを感じた今日この頃、といいますか、僕が小学校の時にやってた道徳の授業の内容も、けっこう変なことやってたのかなあと思った次第。合理的な近代市民として、『あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書』でも使えばいいんでないの? と思ったり。といいながら、僕も『あなた自身の社会』は読んでない(汗
パオロ・マッツァリーノ『「昔はよかった」病』(新潮新書)
体感治安なんて言葉もあったと思うけど、これもデータを使って歴史を通して考えましょうよ、という感じです。テーマが多岐にわたるため散漫な印象だけど、まあ電車の中で読むにはよいかな。
Howard Zinn, "Passionate Declarations: Essays on War and Justice"
自ら念を押すように「中立ではない」ことを明記して書く歴史家Zinnのエッセイ集。彼はNoam Chomskyと一緒に紹介されることが多いような。Zinnは亡くなりましたけれど…。アメリカには少ないいわゆる左派の執筆家なのかもしれないけれど、その説得力のある論の張り方、体験談とデータを織り交ぜて、柔らかく、そして力強く語る彼の文章が Kindle で読めるのはありがたいかも。まだ途中まで (全部で372 ページ)
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