チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調作品36 (20:45/10:40 4:53 9:55)
Producer : E. Alan Silver
Rec. Engineer: Marc Aubort
Philips (日本フォノグラム) X-7633 (CS-2047)
日本語解説:志鳥栄八郎
フェリスの図書館の山手分室にある国内盤レコードにズデニェク・コシュラー (レコードの表記はズデニェック・コシュラー) 指揮ロンドン響のチャイ4があったので借りて聴いてみました。不思議な魅力に溢れる素晴らしい演奏です。
以下のブログを拝見し、このレコードの音源がCD化されていないことが分かりました。ブログ記事は書かれている内容も面白く、とても参考になりました。
「チャイコフスキー 交響曲第4番 ~40年ぶりに聴くズデニェク・コシュラーの名演~」ハルくんの音楽日記
第1楽章の演奏時間はレコード・ジャケットの表記だと20:45です。テンポが遅いというのは言われてみればそうかと思いつつ、間延びしているという感覚はなく、すっと、そして味わいながら聴きました。第2楽章も、最初はしっとりと聴かせているなあと思っていたら、盛り上がりでぐっと持っていかれます。第4楽章の方は、ゆっくりしていることがもっと自覚できましたが、丁寧な鳴らせ方で好感が持てます。そしてチャイコフスキーに「静謐」という言葉は似合わさなそうですが、そう思わせる箇所さえあります。緩急取り混ぜて、攻めるところは攻め、そうでない箇所は「引きの美学」といいますか。
録音ですが、上記ブログでは「恐らくアナログ音源のデジタル化の問題でなのでしょうが、音が薄く安っぽい」と書かれていました。レコードはそこまで薄い感じはしなかったです (もちろん聴くカートリッジにもよるとは思いますが)。全体的に自然体な音に聴こえますが、くぐもった感じはあるかもしれません。