(1) 行進曲「威風堂々」第一番 エルガー作品39の1
(2)ただあこがれを知る者のみ チャイコフスキー作品の6
(3)雷鳴と稻妻—ポルカ J・シュトラウス 作品324
(4)松葉ぼたん—間奏曲 ボスク
(5)舞踏会の響き ジレー
(6)小牧神の入場 ピエルネ
(7)蚊の踊リ ホワイト
(8)燕 セラデル~ファインドレイ
(第2面)
(1)円舞曲—舞組曲「眠りの森の美女」より
チャイコフスキー
(2)短劍の舞—歌劇「ナトマ」より ハーバート
(3)ウィーンはウィーン シュランムル
(4)ラ・カンパネラ(「鐘」) パガニーニ
(5)蝙蝠—ポルカ J・シュトラウス作品362
(6)バースデイ・ファンタジー カイエー編
(7)バットル・ヒム・オブ・ザ・リパブリック
ステッフ~グールド
Discogsのデータによると、このアルバムの収録曲は、本国アメリカではFiedler's 25th というアルバム(ボストン・ポップスとの25年の関係を祝すアルバム)と同じようですが、ジャケットのデザインは Music for a Summer Night を使っているということになりそうです。確かに Fidler's 25th のデザインだと売れそうにはないですね。しかし、曲を聴いてみると、当たり前ですがMusic for a Summer Night の「夜」感はないかもしれません(いきなり《威風堂々》第1番ですし…)。ムード音楽路線として、美しい女性のジャケットで売ろうということなのか、ジャケ買いを誘う路線といいますか。Fiedler Conducts Your Favorites というのは、従って日本独自の英語アルバム・タイトルになるのでしょうか。
演奏の方は、洗練された抒情性に、クラシカルな、折り目正しく、ビシっとしたリズム感が冴えます。録音の方はヘッドフォンで聴くと低音も入っているように思いますが、うちのブックシェルフ・スピーカーで聴くと痩せた音になってしまうようです。