カンゼルのヒット・アルバム『Round Up』の続編ということか。第2弾の難しさは、選曲の選曲の難しさである。第1弾にベスト・ヒット を網羅すると、同じ曲の使えない第2弾は、どうしてもマニアックな選曲になるからだ。しかも「みんなが知っている曲」を収録することが何よりも売れ行きに大きく影響するだろうから…。
そんな中で、エンニオ・モリコーネの『続・夕陽のガンマン』やディミトリー・ティオムキンの『ジャイアンツ』『アラモ』などは、やっぱり「おっ」と思わせる。モリコーネはスパゲッティ・ウェスタン(日本的にはマカロニ・ウェスタン)だし、ティオムキンは「アメリカらしさ」を作り出している人がウクライナ生まれということも分かったり。
いまはSpotifyでも聴ける時代なのだから、ちょっと聴いてみてはと思う。 新たな発見をすることは間違いなさそうだし。 (2004.5.21.執筆、2025-01-31補筆)