久しぶりに、オーディオ・ネタといいますか…この度、ヘッドフォンを新調しました。これまで使っていたのはAudio-Technica のATH-W1000というモデルで、独身時代に買ったものです。オーディオ・マニアの方からすると大した額じゃないって言われそうですが、僕的には結構お高いものでした。今回はそれに比べると、値段は1/3ほどになります。いわゆるモニター・ヘッドフォンというものです。
それで、以前使っていたATH-W1000、いまでも「銘機」と言われているっぽいのですが、僕は買った当初から「コレジャナイ」という感じを抱いていました。音がぼんやりしているといいますか、音源を活かしきっていないような気がして、失敗だったかなあとずっと思っていたのです。それで、もう10年以上も経ちましたし、そろそろ新しいのを買ってもいいかな、という決断にいたりました。
今回の、やはりAudio-Technica のATH-M50x (→アマゾン) ですが、いやあ、これは解像度からして全然鮮明で、同じテクニカでもここまで音のコンセプトが違うんだなあと驚かされました。ぞくぞくしますね…。低音もしっかりと聴けます。しばらくこのヘッドフォンは愛用しそうです。ソニーのMDR-CD900STと最後まで迷いましたが、後悔はありません。本来は「音作り」のための製品なのでしょうが、リスニングにもこれで充分なのでは、と思います。オーディオ・ファンの方、ごめんなさい(なにせ僕はレコード・プレイヤーもダイレクト・ドライブで良いという人なので…)。
イヤフォンですが、これは3月に中古で買ったもので、Bluetooth・ノイズキャンセリングイヤフォンです。Apple使いとしてはAirPodsと言われそうですが、音以前に、あの形状の物って、絶対どこかで落としたりなくしたりするんですよね、僕の場合。なので、ちょっと古いモデルですが、ネックバンドのついているのにしました。ノイキャン・イヤフォンは、これ以前にもSonyのを体験はしていたのですが、購入当時はノイキャン・イヤホンは初めてだったので、渋谷のヤマダ電機で店員に勧められるがままに購入したスポーツ・タイプのものでした。それで、まあ、音はそれなりでしたが、ノイキャンはイマイチかな〜と思っていた次第。で、いろいろアマゾンのコメントを読みながら、このWI-1000X(→アマゾン)を買いました。音的にはATH-W1000よりも良いとさえ思います。ATH-M50xにはかないませんが…。そしてノイキャンもずっと質が良いですね。
このノイキャンを体験するようになり驚くのは、電車の音っていうのがいかにうるさいか、ということです。相鉄いずみの線の場合、二俣川からトンネルが続くのですが、このトンネル内でイヤホンを外すと、うるさいのなんの…。こんな騒音を行き来する度に聴いていたのですね…。駅に入ってくる電車の音もなかなかうるさい。一方、小さな音が聴きやすいので、クラシックを楽しむにはノイキャンはよいですね。それでも音量が極端に変化しないジャンルの方がいいかな、とは思います。オーケストラよりはピアノや室内楽を聴くようになっているかもしれません。
一方、ノイキャンの怖いところですが、音楽に没入してしまうため、駅を乗り過ごしてしまいそうになることが何度かあったことです。車内アナウンスはうっすらと聞こえるのですが、音楽の方に集中しているからか、気づかずにいますね…。
いずれにせよ、ヘッドフォンとイアフォンに関しては、良い買い物をしたかな、と思っています。