学会の方の記述がいい加減になってますが、ここはさっき書いたため。やっぱり、帰ってすぐに書かないと忘れちゃいますね。いちいち書類出して書くのも面倒だし (^^;; まあ個人的な日記ということで、ご容赦いただくことにして…。
10月24・25日 (土・日) と、大阪大学で開催された、日本音楽学会全国大会に出席。土曜は朝に始まるため、前泊。大阪入りは23日、金曜日の午後ということになった。
昼過ぎの富山発のサンダーバードに乗車。とりあえず宿泊先の東急インに入り、電話で連絡と取って、マイミク j さんと会うことに。jさんはまだ大阪に越されてから日が経ってない上、こちらも大阪は初めてということで、なかなかお目にかかるまでも一波乱。こういう時に携帯電話がなかったら、今回お会いするチャンスもなかったかもしれないと思うと、つくづく文明の利器はありがたい。
初めは梅田駅周辺で夕食を、ということも考えたけれど、お互い要領を得ないところがあり、私の希望から、なんばのタワーレコードに案内いただくことになった。サントラ・セクションで、最近ユニバーサルから出たフランス映画サントラのカタログをいただき、そのままクラシックのセクションへ。正直、渋谷・新宿のタワーに比べると若干寂しい感じだったけど、ホグウッドの《メサイア》を買って来た。いま読んでるアメリカの教科書にサッチモの《Heebie Jeebies》とホグウッド盤の《Rejoice Greatly》を聴いて、スキャットとダ・カーポ・アリアの装飾とを比較する、なんてことが書いてあったからだ。
タワーを出てから、難波の地下街を歩きながら、食べる所を探す。結局、私が最初に「ここ、いいかも」と、テキトーに言ったベトナム料理店に入ってもらうことに。2,000円のコースメニューをいただく。生春巻きからフォー (だったかな?) まで、一通り食べられて、なかなか良かった。その間に、音楽の話題が全開となり、j さんのご専門である映画音楽 (E. Bernstein, Broughton, Goldsmith, Menken etc.)からアメリカ音楽 (Grofe, etc.) 、音楽評論家のUセンセ、片山杜秀さん、はたまたジャズまでと多岐にわたり (John F. Szwed, "Jazz 101" という概説本を紹介いただきました!)、楽しい一時を過ごしました。
さすがに現地で長く研究をされてきた j さんらしく、現場や生の資料に触れられている分野に関しては、おそらく日本でもトップクラスの話の中身だったでしょう。また、拙著をお買い上げいただいただけでなく、当方の署名までさせていただくことにもなり、冷や汗モノでございました。
学会発表は、とても意義深いものばかり。記憶に残ったのは、大正時代の通信教育による音楽講座について、オペラ・レコードとアメリカにおける西洋音楽受容、ポピュラー音楽をクラシック音楽の類似点ならびにポピュラー音楽の分析的研究の必要性の提起、音楽学と大学における音楽教育、世界の音楽学学位、米国の音楽分析の流れ etc. etc. 懇親会で毎回会話する人も少しずつ増えたし、何人か新しい人ともめぐり逢えました。刺激的な2日でございました。
それにしても芸大以外でも音楽学を学ぶ人が増えたんですねえ。こりゃあすごい。
阪大を後にして、梅田駅近くの地下道をうろうろして、イタ飯屋でパスタを食べた。あつあつでとても美味しいものだったけど、電車の時間との兼ね合いを考えてなかったため、いそいで食べた。シェフには申し訳ありませんでしたねえ。