2013年4月28日日曜日

ピクサー作品とニューマン

ランディ・ニューマンの伝記を読んでて、「ランディ・ニューマンがディズニーにアニメ長編の『トイ・ストーリー』のためにアプローチされた頃には、すでに自分がカール・ストーリンクに続く存在でないことを明らかにしていた」っていう一節があるんだけど、どう考えても、この伝記を書いた人は、あまりカートゥーン映画音楽に詳しくないよね〜って思ってしまう。

もちろん『トイ・ストーリー』はディズニーというよりはピクサーだってこともあるけど、そもそもカール・ストーリンク系の音楽を書かせようとディズニーでさえすでに考えていないだろうし(これがMGMだったら話は別)、本当にストーリンク風の音楽が欲しかったら、いくらピクサーでもニューマンへのアプローチはしないと思うなあ。

むしろランディー・ニューマンだったら、長編ミュージカル路線じゃないよっていう方をクリアーにするんじゃないかなあ。いや、もう少し検討はしないといけないけど、この部分。

考えさせられます

切り取る世界: 未だに大学で納得できないこと。
http://yuzutas0.blogspot.jp/2013/04/campus.html?m=1

4月に1年生向けの履修アドバイスをしましたけど、「取りたい授業が取れない」の問題は、しょちゅうあるようですね。キャンパスが2つになると移動時間の問題もあったりします。

「説明が分かりにくい」は、いわゆるFD問題でもあるし (コメントシートで、できるだけフォローしようとは思っていますが…) 、「テキストが分かりにくい」は私自身、値段との関わりで妥協しているところもあります。実際に教科書の評判というのも耳に入ってきますしね。

「図書館が24時間空いていない」は、アメリカの図書館の使いやすさを知ると、共感できるところがあります。もっともフロリダ州立大学でも、音楽図書館は11時までだったし、メインのライブラリーも深夜1時だったと思います。

それよりも日本の大学図書館って日曜日が閉館なのが、時に辛いですね。フロリダ州立大学の場合は、さすがに午前中はお休みでしたけど(教会に行く人も多いでしょうから)、午後は1時から開いてました。いざという時、開いているといいんですけれど。

そして「どんな授業か取るまで分からない」「講師との相性に依存しすぎる」は、どこでも同じなんだなあという印象です。

2013年4月27日土曜日

晩ごはん

安ワインで楽しむ晩餐。メインディッシュは「たけのことそら豆と鶏肉のチーズ焼き」です。→ http://www.taberuno.com/sawaki/727.php
Photo: 安ワインで楽しむ晩餐。イタリアロゼワインを堪能しました。たけのこのシーズンも終わりだそうです。Photo: 安ワインで楽しむ晩餐。イタリアロゼワインを堪能しました。たけのこのシーズンも終わりだそうです。

2013年4月19日金曜日

ゼミっていうものをやり始めました。

谷口ゼミ…っていうのも気恥ずかしくなるけれど、生まれて初めてのゼミ体験。学部時代は声楽科なので、ゼミで集まるっていうのはなかったんだなあ。初めは教室に集まって自己紹介。その後、お茶を買ってきてもらって研究室に移動した。それぞれの興味を語り合う感じ。教室にいたときは、まだちょっと硬さがあったけど、研究室にはいると、いろいろ資料も沢山あるので、みなそれぞれに本なり雑誌なりを手にとって談笑が続く。いつの間にか終わっていた。いや〜とても楽しかった。

「マイナー音楽」に興味を持っている学生がいて、サミュエル・バーバーの本が面白いと言っていた。武満徹のスコアを手にしている学生もいた。ゲーム音楽の本を食い入るように見ている学生もいた。『ディズニーファン』のバックナンバーに興味を持っている子もいた。音芸らしいっていえばいいのかな、これは。

来週からは 研究室に集合ということになりそうだ。

2013年4月15日月曜日

偉大な音楽家たちが

指揮者のコリン・デイヴィス、シカゴ響の名トランペット奏者ハーセス…偉大な音楽家たちが、次々と世を去りました。ご冥福をお祈りします。

Sir Colin Davis 1927-2013 (London Symphony Orchestra)
http://lso.co.uk/sir-colin-davis-1927-2013

CSO trumpet great Adolph ‘Bud’ Herseth dies (Chicago Sun-Times)
http://www.suntimes.com/entertainment/19480525-421/cso-trumpet-great-adolph-bud-herseth-dies.html

2013年4月12日金曜日

著者の取り分が10%というのは知っていましたが…。

本を1冊売ったときの本屋さんの取り分っていくら? (おもしろブログ記事のまとめサイト)という記事を見ました。私も1冊本を書きましたが、自分の取り分以外がどういう風になっているのかは知りませんでした。

2013年4月10日水曜日

こういう問題があるのは気がつきませんでした。

全国的に話題の『武雄市図書館』に行ってみた。 (今日もボクはいい加減) というブログ記事を拝読いたしました。

しかしまあ、飲み物持ち込み可の図書館は、本を長く保存する、あるいは長く知的生産の拠点とするというよりは、完全に無料の貸本屋をベースとし、コーヒー屋をくっつけたという感じですね。この図書館を支持する方たちは、それが図書館の未来の姿と思われているということなんでしょうか?

そういえばスターバックスコーヒーというと、アメリカなんかだと、Barnes & Noble にある本屋さんというイメージが強かったですし(お店の本で勉強している学生もいましたね)、本とコーヒーということでは、本屋も無料貸本屋も同じということなんでしょうか。 

それにしても、中がうるさくて、しかもBGMが鳴りっぱなしというのは、それも奇抜だとは思いますが、私のような人間にとっては、あまり心地よい場所じゃないかもしれません。

かつては家でもBGMをつけて作業をしていたのですが、だんだんそういう作業に集中できなくなってきました。やっぱり静かなところがいいのでしょうか。

そういえば、大学院時代を過ごした東京の大学の図書館、けっこう賑やかなところでして、図書館員の方が何度も声を上げておられたのを記憶しています。あれは大学図書館としては、はずかしいものでした。いまの勤務校はとても静かですし、学部時代の図書館も、とても居心地のいい場所でした。

図書館のイメージは人それぞれだと思いますが、やっぱり騒がしい図書閲覧室っていうのは、僕の好みじゃないような気がします。

2013年4月3日水曜日

2013年度 入学式

今日は私の勤務校の入学式でした。あいにくの雨の中、ご家族の方も多く駆けつけられました。席が足りず立ち見も出てしまい、申し訳ない次第です。








2013年4月2日火曜日

『復刻 日本民謡大観』が図書館に!

私の勤務校の図書館に『復刻 日本民謡大観』が入りました。以前私がリクエストしたものです。

すでに新品は入手困難のようでしたが、たまたま古本屋に全巻揃っているところがあったので、お願いしたところ、すんなりと入り、とてもうれしく思っています。

『大系日本の伝統音楽』も中古で入りました。LP『邦楽大系』も書庫にはあるのですが、やはりCDがあると便利ですよね。ビデオは教材としても便利ですし。

学部時代に平野健次先生が、『音と映像による日本古典芸能大系』と『大系日本の伝統音楽』を使って授業をされていたのを、懐かしく思い出します。