2010年7月3日土曜日

聴いたもの記録

シルクロード音楽の旅2(遙かなる楽人たちの道)パキスタンの音楽(カシミールのルバーブ)小泉文夫の遺産〜民族音楽の礎48

ノンサッチのシリーズで、チベット仏教の声明の2枚目を頑張って聴こうとしたけど、途中で挫折したため、こちらに切り替えてみた。今日のところは、これで良かったかも。

1981年のスタジオ録音。しかもデジタル。低音までしっかり入ってて、聴き応えあり。ラーガ・クルワーニという曲、やはりインドのラーガのように、テンポが終盤になると速くなって、さっと持っていかれるところが気持ちいい。

2曲目のガザルで使われている音階は琉球音階と同じかな。ペロッグとか言うんだっけ?

民族=音楽学として、文化的文脈における音楽という点では、スタジオ録音というのはよろしくないということになるのかもしれないけど、これだけの音でこれだけの演奏を聴かせられると、世界音楽のディスクとしては、かなり堪能できる方ではないだろうか? 少なくとも私はパキスタンの音楽伝統により興味を持った。

ところで、別の音源(『パキスタン:ヒンデゥークシュの楽人たち チトラル地方の音楽』)のブックレットを読んでたら、イスラムには宗教歌は存在しないが、イスマイル派は戒律が厳しくなく、聖職者が宗教歌が歌うことがあるんだとか。へええ。

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