2008年12月15日月曜日

最近入手した本

奥野宣之『情報は1冊のノートにまとめなさい』Nanaブックス

僕は情報集めのノウハウ本は結構好きなんだけれど、実際に買ったのは久しぶり。25万部突破とあるけれど、僕が賛同できる部分はある。例えば発想したことを、すぐそのままノートに書き留めるまでのハードルをできるだけ低くしておくことなど。

実は以前にノートをテーマごとに分けたことがあって、そうすると、アイディアを書く適切なノートが見つかるまで、思いついたことを覚えておかなければならないということが起こる。この記憶を保持することが、かなりしんどい。電話が入ったり、別の何かが起こると忘れてしまったりするものだ。だから1つにまとめておくというのは一つのやり方だと思う。

この本のもう一つのキーは、ノートに時系列に書いたメモを、パソコンを使ってデータ管理するということ。これは僕のCD-R管理法と似ている。僕は自分の所有するLPやエアチェック・カセットをCD-Rにしているんだけど、このCD-Rにはずっと通し番号をつけている (作った順になっているといってもいいだろう) 。そして、そのCD-Rのデータは、作曲家・演奏家で出せるようなデータベースにしている。といっても、究極的には作曲家や演奏家、おおよその曲名とCD-Rの番号がきちんと対応していることが大切で、対応関係さえちゃんとやっておけば、細かなデータがDB上になくとも、かなり有用に使えるというのが実感だ。マックのSpotlightのおかげで、テキスト形式のデータベースでも、かなり検索が楽になり、Excelを使ったDBにしなくてよかったなあ、と思う次第。

ただ、本の内容に戻ると、アイディアを即座に書くということに賛同はするものの、例えば印刷資料を折り曲げてノートに貼付けるというのはかなり面倒だし、その貼り付けたページの裏にメモを採るのがイヤだったりする。貼り付けた箇所とそうでない箇所に、段差ができてしまうからだ。また、チラシやらCDのライナーなどは、やっぱり、これまで通り、フォルダーに入れておきたい。要点をまとめる時の3 x 5カードも手放す気になれないしねえ。

まあ、だから、この本で学んだ事は、やはりアイディア・ノートは1つにして、常にそれを活用すること。そのアイディアをまとめる場合は、テーマ別ノートの活用も悪くないということなんだろうと思う。アイディア・ノートから情報を引き出せるような、上記CD検索のようなDBを作るかどうかは、検討課題だな。

この本には、その他にも、いろいろ面倒な方法がいろいろ書いてあって、おそらくこの本に書かれていることを忠実に実行して失敗する人もいるんじゃないかと思う。ようするに、自分なりにカスタマイズできるかどうかってところが最終的に重要なんだから、一つの参考という風に考えればいいんだと思う。

レッカ社 『アニメ×アニソン101連発—いつだって“星屑ロンリネス”と口ずさんでいた』ソニー・マガジンズ新書、2008年

QRコード付きでアニメの音楽本ということでは、僕のディズニー本と重なるところがある。でも中身は僕らの世代が楽しんだアニメ作品の紹介8割以上+アニソンのコメント2割以下という感じ。アニソンの歴史を知ろうという人向けではないように思う。アメリカでは最近ディズニー・レコードの歴史の本が出たようだ。そちらも早急に入手してみたいところだ。

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