2007年11月3日土曜日

最近観た映画

映画『エアフォース・ワン』

在フロリダ時に観て以来だ。改めて観てみると意外とオーソドックスなアクションもので、楽しめた。確かに大統領が搭乗する飛行機がハイジャックされるという設定や、大統領がアクション・スターさながらに活躍するというのはあり得ないが、まあアクション映画を愛国主義のパッケージで包んだという感じではないかと思う。悪役のゲイリー・オールドマンが白熱の演技だった、でも、そういう風に客観的に観れてしまうってのは良くないのだろうか?

音楽はRandy Newmanがやってたのがリジェクトされて、Jerry Goldsmithが2週間でやらねばならなくなったという。結局Joel McNeelyもいくつかのキューを提供することになったんだとか。Newmanのrejected scoreもブートレグで出たそうだが、eBayとかにはなかったなあ。残念。ゴールドスミスのテーマ音楽はかっこいいですよねえ。これって愛国主義的な音楽にベースライン「I-III-IV」が使われた最初の例ですかね? Richard MarvinのU-571は年代的にあとだし (Filmtracksのレビューだと、U-571のtemp trackがGoldsmithだったそうですが、だから「I-III-IV」も共通なのかな?) 。

映画『硫黄島の砂』

「いおうじま」なら一発変換で「いおうとう」だとダメなのかあ。記録映画の映像を随所に混ぜているので、その部分が異様にリアル。恐ろしさが伝わってきた (日本兵が死んでたりするんだし) 。冒頭部分などはファミリー・ドラマ風で好きになれなかったが、終わってから考えると、水木しげるもああいうノリだし、実はリアルだったりするのかなあ、なんて思ってみたり。まあ海兵隊に敬意を評する頭の部分とか、最後の場面とかは、やっぱりねってところもあるんだろうけど。でも、この時代にしては、よくできた映画かもしれないなあ。Victor Youngがこの音楽をやってたりするのかあ。海兵隊の歌が何度も出て来てたなあ。いまはこういうそのまんまの引用というのは、鼻につくかもしれない、と思ってみたり。

映画『白い恐怖』

イングリッド・バーグマンの美しさにはspellboundされますねー。そしてヒッチコックはやっぱり素晴らしいです。

「映画音楽のような現代曲」という時は、この時代の、このような音楽を指しているのかな。でも、このローザの音楽様式で書いている21世紀の作曲家がいるかというと、そうでもなさそうな気がするんですよね。

映画『特攻大作戦』

コメディ色も強いけれど、後半は「そこまでやる必要があるのか」という残虐な作戦という感じもして、ちょっと後味が悪い感じがした。
前半までの音楽っていうのは、どうもスポーツ映画と共通するところがあるんではないかと思う。個性的な人物が団結して一つの作戦を遂行するっていうところに共通性があるのかな。

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