2011年3月9日水曜日

観たもの・聴いたもの

解説原稿をこんなに連続して書いているのは、今年が初めてかもしれない。でも、ようやく、ちょっと一息かも。

・映画『女は女である』

物語としては、正直面白くなかったです。でもアンナ・カリーナの魅力だったり、使われる色彩の鮮やかさ、スタイリッシュさだったり。1961年だけど、色褪せない部分はありますねえ。突然第4の壁が取っ払われたり、字幕が入ってきたり。「表現」としては、とても興味深く拝見しました。

音楽はブツブツ切れている、でも厳密に画面の切り替えと合ってるところも多かったりするのかな。唐突感も一つのスタイルなのだろうな。真似するとすぐバレるっていうか。

聴いているもの

Stefan Wolpe: Ten Songs from the Hebrew. Arline Carmen, alto; Leon Lishner, bass; David Tudor, piano.
Alan Hovhaness: Upon Enchanted Ground. Samuel Baron, flute; Lucile Lawrence, harp; Claus Adam, cello; Elden Bailey, tamtam.
Hovhaness: Suite for Violin, Piano, and Percussion. Anahid Ajemian, violin; Maro Ajemian, piano; Elden Bailey, percussion. Columbia ML 5179 (LP).

所有資料をきちんと消化しよう! ということで、引っ張り出してきたLP。

ヴォルペにはチュードアの名前が演奏者として挙がってる。名前を知らずに聴いて、どう思うだろうか、名前を見てしまったので何とも言えないのが悔しいが、何となく前のめり感のある、積極的な弾き込みが、いかにもチュードアらしいといえば、そうなのだろうか。当たり前に、歌の邪魔になることはないけれど、音楽をリードしたり、インタラクティヴになったり、歌う方も油断出来ないっていう感じはする。

それにしてもヘブライ語による歌詞か。歌う人、少ないだろうな。リリカルだけど無調。

ホヴァネスは、いつものごとく、神秘的な様相。ジャワ島のガムランの、大きなゴングの音を模したようなタムタムの使い方。ハープが伴奏でフルートはスリンを意識しているのかな。チェロはなんだろう? 対旋律だから、直接的にはガムランに関係なしで、この辺が「融合」になるのかも。

組曲の方も、ガムランの影響を感ずるねえ。

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